感動とゆだねるということ(2)
惹かれたもの、それは「あなた」なのです
私達が身支度をして、スタイリングが終わったら、
自分の姿を まず鏡をみてチェックしますね。
目にゴミが入ったかなあという時も、バックから鏡をとりだして自分の目を鏡に映してチェックします。
自分を知るには、「鏡」というものが必要なのです。
自分を映し出してくれるものが、必要なんです。
自分の「今」を反射させて、見せてくれるものがあってはじめて、
私達は自分を知ることができるのです。
心が惹かれること、
その惹かれたことには「あなた」がいます。
だから、惹かれた映画の中には、今のあなたのエネルギーがあるし、
惹かれた演劇の中にも「あなた」がいるし、
惹かれた花園の花の姿の中にも、
あなたのエネルギーがいらっしゃるのです。
だから、
何だかわからないけど、涙があふれるのは、
そう心が動くのは、
そこに、失っていたあなたの波動を見つけて魂が喜んでいるからです。
嬉しくなるのも、ワクワクするのも、
そこにあなたの本当のエネルギーが映し出されているからです。
また、反対に
嫌な気持ちになって、
腹がたつのは、
そこに、本当のあなたのエネルギーを抵抗して止めている思い込みが何なのかを、その嫌な気持ちが映して見せてくれているからです。
だから これもまた、あなたなのです。
心が動くからこそ、
エネルギーが動きます。
対象という、あなたを映す「鏡」がなければ、自分が見えにくいから
心を動かす ( 波動を出す ) きっかけもありません。
けれどあらゆる存在はすべて、
愛から生まれて、やがて愛に還ります。
すべては、愛に戻る為のプロセスです。
だからすべては、最終的には 愛に戻っていくのですから、
何も感じないよりは、やっぱり
心いっぱい 怒りも感じた方がいい。
嫌な気持ちも、心をこめて味わってあげた方がいい。
キライ!という気持ちも、味わってあげた方がいいのです。
心がちゃんと動いてくれているからです。
そこで止まるから、
「あなた」を見失ってしまうのです。
笑っても、泣いても、
ワクワクしても、キライと思っても、
心が動くと、
あなたのほしい世界がわかります。
あなたらしさがわかります。
「心を動かせる」
それは、恩恵なのですね。
すべての基本は、自分を知るという事なのです。