リアルな先祖ヒーリング(1)

 

 

 

つながっている所から癒されていく世界

 

 

 

 

先日、身近なご縁のKさんという方と親しくお話している中で、こんなお話になりました。

 

 

 

Kさんの離れた所に住んでいらっしゃるお姉さまがもう長く体調を崩されているのだそうです。

 

 

 

入退院を繰り返し、足腰がかなり痛むので、つらそうで、Kさんは時間を見つけては、ちょくちょくお見舞いに 足を運んでいて、お姉さまを励ましに お顔を見に行っているというお話はよくお伺いしていました。

 

 

 

けれど、どんどんお姉さまの体調は悪くなってしまっていて、痛みからなのでしょうか。

お姉さまは お見舞いに行っても 常に不機嫌なのだそうです。

 

 

 

もともと不満心が強く、何をみても何をされても、文句、文句、文句。

不満、不満、不満ばかりのお姉さまで(笑)

 

 

 

普段、看病なさっているお嬢様も大変そうだと。

 

 

 

Kさんも優しい気持ちで接しようと 時間を見つけては顔を見に行くのに、文句、文句で、近しい人でも思わず距離を置きたくなり、心が重くなってしまうという状況だと。

 

 

 

このような状況は、それぞれのおうちやご親戚の中に、時々登場しがちな意識ではないでしょうか?

 

 

 

特にKさんは離れた場所に住んでいるので、できる事は限られています。

 

 

手助けしたくても、できない事も多いでしょう。

 

 

 

 

でも、私達が愛する人々にできる、もうひとつの贈り物のお話を、私はその時させて頂いたのです。

 

 

 

 

 

一族の魂の課題は共通していて、離れていても実はつながっています

 

 

 

 

私はその時、Kさんと魂の真実をわかちあいました。

 

 

 

私達は皆、深い所でつながっています。

 

 

 

私達の今の心は、自分につながるすべての人の人生とつながりあっています。

 

 

 

親戚、先祖。

それは、ひとつの巨大なハイヤーセルフを共有する魂のグループであり、

 

より大きく拡大した自分自身ともいえるのです。

 

 

 

 

先祖がそのそれぞれの時代に歩んだ魂の進化とチャレンジは、今 子孫である生きている人々に反映され、

 

 

 

解消されていない魂の課題は、次の世代に引き継がれていきます。

 

 

 

 

自分を含む一族というグループソウルの全員で、共通の目的をもち、集合意識で同じ魂の課題を共有しています。

 

 

 

 

だから、Kさんと、Kさんのお姉さまが、ひとつの同じ家系に生まれてきているのは、実は共有している魂の課題が一緒なんですよ、と。

 

 

 

だから例えばこの場合は、

 

お姉さまに見える「不満に気づく、文句を昇華して次へいく」という魂の課題は、実はその家系として生まれてきたKさん含むご家族、ご親戚、先祖、皆が共通してもっているんですね。

 

 

 

 

だから、私はKさんにお伝えしました。

 

 

 

 

「 ただ、課題は皆共通だけど、そのあらわれ方は、人それぞれで出方に陰と陽(+と-)があるんですよ。」

 

 

 

 

つまり、不満や文句を昇華できないでいるという魂の課題は一族皆共通なのですが、

 

 

 

自分の中の解消できないその不満を出しちゃいけないと思って 抑圧して表にだせない人もいるし、

解消できないその不満を、攻撃的に表にだして現し続ける人もいます。

 

共通しているのは、内なる不満の解消法を学ぶということなのです。

 

 

 

 

昇華できない気持ちは共通だけど、出方、出し方が違うのですね。

 

 

 

 

Kさんはあまり不満を口になさらない方ですが、おそらく他のご兄弟の皆さんもお姉さま意外は、皆、我慢強い、不満を抑圧して出せないでいる人々が多いのではないかと思いました。

 

 

 

 

「表には不満が現れていなくても、それは、我慢や不満がないという意味では 本当はないんですよね。

本当は不満や我慢をたくさんしているけれど、出しちゃいけないと思っているから解消しきれずに心にしまいこんで、内向してしまう意識の使い方の人がいる・・。

そして、逆にそんなふうに抑圧されてたまり続けた一族の集合意識のストレスがふきだし口を認めて、

濃縮して集約されて、一族の集合意識の不満を映して表しているのが、いわばお姉さまなんですよ。

 

 

お姉さまの不満、というより

一族みんなの潜在意識の中に抑圧されて、解消されていないものがあるよと、お姉さまの魂が鏡となってくれて 映して教えてくれているんですよ。

 

きっとKさんにも我慢の抑圧があるでしょう?」

 

 

そう、お聞きすると、

深く頷いて下さるKさん。

 

 

 

 

人間ですものね。

誰だって、どんな優しい人だって、嫌な気持ちになる事はあります。

 

 

 

 

でも、その不満をどう扱うかが、

進化の始まりであり、癒しであり、

それがほどかれていく事は、

実は先祖が私達に託してくれた悲願でもあるのです。

 

 

 

だから・・。

 

 

 

「そこにあふれ続けているものを、

お姉さまの不満として見ないで、

自分を含む一族皆が見る必要がある不満を代表して出そうとしてくれているんだ、ひきうけてくれているんだと、優しく見てあげて。

 

 

 

そして一日も早く、一族の集合意識から、不満のカルマが綺麗に祓い清められ、清々しくなりますようにと、

祈りをもって学びの加勢をしてあげて、Kさんの中にもある学びに目をそらさず向き合ってあげてくださいね。

 

 

 

例えば、ぼーっとできる時間とか、

お風呂の湯船に入っている時間などのように、2~3分くらいの時間でいいから、Kさんも自分の日常の不満に気づいてあげて、自分の文句を表にだしてあげる時間をつくってあげましょう。

 

 

素直に感じて、気づいてあげるだけでいいんですよ。」

 

 

 

(例えば、お話の流れで Kさんは普段とても忙しいのに、このお盆休みには、旦那さまが家に親戚を大勢招待する約束をしてしまい、おそらく少しは休みたかったKさんは、秘かにため息をついていたという現実があったので)

 

 

 

「この現実さえ、お姉さまと離れていないのですよ」とお話しました。

 

 

今日、例えば夜にでも「あー嫌だな。」「なんでわたしばっかり」とか、「本当は休みたかったのに」とか、心の中にひそかにからまった感情をあえて感じる事を許してあげましょう。

 

 

 

おそらく、気が重いのは、私ができてないからなんだわとか、ご親戚みんなが集まってくれる事はいい事なんだからと、感謝しなきゃと自分を説得して、無理やり考えないようして、不満を抑圧してたでしょう?

 

 

だけど、抑圧したりしないで、本当の気持ちをちゃんと認めてあげるのです。

 

 

自分は、きついと感じていたんだ、嫌だったんだ、休みたかったんだと、内側で感じている感情をせめずにただ、そう思っていたんだ、こんな気持ちになってるんだと、気づいてあげるだけ。

 

 

それだけで、抑圧はされずに感情のガス抜きができるのですよ。

 

 

だから、気づいて、手放してあげてね。」

 

 

 

 

 

そう、感情を手放なすとは、ああこんな不満が自分の中にあったんだ。ああこんなキツさを押さえ込んでいたんだと、心の中に握っていた不満を、流れる雲を見送るように、見てあげること。

 

 

 

 

そうすれば、感情は抑圧されずに、消えていけます。

 

 

 

Kさんが、そうやって自分の感情と向き合う事にとりくんで、自分を楽にして、自分の思いを無視しないで救っていくと、

 

 

 

Kさん自身の運命が改善されていくから、劇的に人生が楽になるでしょうけど、

 

 

それは、例え離れていても、気づく気づかないに関わらず、同じ課題をもつお姉さまをも優しく助けていく力になるんですよ。

 

 

つながっている潜在意識から抑圧された感情がリリースされていく毎に、背景の霊界は澄みわたって、優しくなっていきます。

 

 

 

幸せになってゆきます。

生きている子孫が、ほっとしたり、楽になったり、救われていくと、

 

 

ほっとした瞬間、

先祖も癒されて、次元をあげてゆくのです。

 

 

すべてはつながっているのです。