先祖供養と世界平和

先祖に優しい光を届けることは、美しい人生の開運につながります。

ワンネスから見た先祖供養。

私は以前、ある雑誌のインタビューをお受けしている時、魂の視点から見た女性の美容法で一番効果があるのはどんな方法でしょう？という問いに、『まずは先祖供養です。』とお答えしたことがあります(笑)

インタビュアーの方には、とてもご興味をもって頂きましたが、女性誌の美容特集のページでしたので、ちょっとハードかしら(笑)と、その内容は誌面に載ることはありませんでした。

私がそうお答えしたのには、訳があって、人にはオーラといって その人を包む霊的な光の放射があるのです。

オーラといいましても、ひとつではなく それには何重にも層があって、様々な次元のオーラがひとりひとりを包んでおりますが、これはこの世で一番の究極の個人情報なんです。

その人の今の感情から、魂のテーマご性格、過去のショックから過去世の情報まで、すべてが表れています。時には、その時点ではまだ、現れていない未来の出会いが近づいていることまで、オーラにはお知らせがでています。

そして、その人の雰囲気と、お顔には、その人のルーツとなる霊的背景（つまり先祖の状態)が、よく映っています。

わかりやすくいうと、その方につながる霊的背景の先祖界で、幸せな光に包まれている人が多いか、迷ってる魂さんが多いかで、その霊的な相が、雰囲気や影ででてきます。

つまり、どんなに高価な美容液を使い、美しくメイクをしても、霊的な優しさを大事にして、気のつまりをお掃除しないと、それはその人の人相と雰囲気に出てくるんですね。

愛を覆って光を隠している先祖が背景で多いと、その人はなんだか、マンガでいうと雨雲を背負ったように暗い雰囲気となり、顔には陰りや、悲壮感や、薄幸な雰囲気、そして険がでてきてしまうんです。

反対に、先祖を自分の宇宙的なファミリーとして、それは大きな自分自身だとワンネスから見て、自分の思いやりで霊的な気のお手入れをなさっていらっしゃる方は、どんどんどんどん背景に光、光、やさしい光があふれるので、スポットライトで照らされているように、存在感がでてきます。光って見えるんです。その人がキラキラしてきます。

お顔も、エステにいってなくても、みずみずしくて、自然な血色の薔薇色チークで幸せそうな雰囲気が、お顔の奥（霊)からにじんできます。

そういう人は、美しく幸せそうなだけでなく、運命までも光が入って美しくなります。だから自然に開運してしまうんですね。

気のお掃除は、生きる上で大切なお仕事なのです。

先祖の心とあなたの心

先祖（あなたのルーツ)と一括りでお呼びしますが、先祖とは多くの場合、普通の人々の集合体です。

けして、怖いものでも、下手をすると祟られるものでもありません。

私たちとまったく同じ。

宇宙から、理由があってこの地球に降りて、その時代の普通の日常生活を一生懸命生きて、魂の経験をつみながら生きていた、あなたにつながる人々。

笑ったり泣いたり、汗をながしたり、時には病になって不安になったり、

誰かを好きになったり、ケンカしたり、また仲直りしたり、そして人を信じては、人のあたたかさに思わず涙を流したりする、それぞれの時代を生きた人々。

お酒が好きだったり、甘いものに目がなくて、旅の途中でお団子を食べてたり、或いは、食べるものがない中でようやく出会った ひとつのおにぎりに泣いたり、米がなくて苦しんだり。

勉強したり、いたずらしたり、協力しあったり、時の権力にまかれ自分を信じてくれる人を裏切ってしまう弱さが出たり、その反対に例え自分が窮地に立っても、信じた人を信じ続けようとしたり。

みんなみんな、それぞれの時代の自分に与えられた日常生活の中を必死に生きてきた尊い人々です。

私たちは人生を、授かって経験を通し、内なる神を見いだそうと人生を通して学んでいます。

私にもあなたにも、そしてご先祖のみなさんにも 生まれる目的と、より愛に近づくという進化のプランがあります。

本当は生まれる前に、今回生まれる場所、時代、環境、経験を選んでプランをたててこの世にやってきています。

進化に必要なプログラムをたてて、私たちは地球にやってくるのです。しかし、肉体に宿り誕生すると、その魂のプログラムは意識の上にはのぼらなくなります。しかし運命として、現れてあなたを導いてゆきます。

そしてさらに、今の私たちとまったく同じなのは、本当は進化成長し、愛を学び、生まれる目的を達成して、向上する為に、人生があるのですが、プログラムを忘れる為に、自分がなんの為に、生まれたのか、その意味を考えることもなく、一生を終えてしまう魂が、多い訳です。

だから、人生で出会う怒りや悲しみがなんの為にあるのかの意味がわからずに昇華できず、やりたかったことを達成できないまま、運命の時間切れで肉体時間を終えてしまう人々が多いのです。

だから、先祖の中には、悲しみからぬけていない人もある。気にかかっていることにこだわっている人もいる。わかっているけど、後ろ向きなままの魂もいらっしゃるかもしれません。

だとしたら、先祖のいらっしゃる霊界には、悲しみやこだわりや、後ろ向きなエネルギーが流れていますが、実はそこに流れているエネルギーは、今を生きている子孫である私たちに密接に関わっているのです。

先祖さまの霊界って、どこか遠くにあるように思いますでしょう。

先祖霊界の領域ってどこにあるかというと、遠くにある訳ではないんです。

実は、私たちの『感情エネルギー』がわく周波数帯の領域、そこが先祖霊界の波動の場所なんです。

つまりあなたの『感情』、或いはあなたの家族や親戚の一族のみなさんの感情は、みなさんの先祖のこころが映るのです。

先祖が霊界で経験してる思い、それがラジオの放送のように、あなたや親族の感情に流れています。

先祖たちのこころとあなたのこころは、地続きであるかのように同期しているんです。

スマホやパソコンが同期しているように、同時に実はこころを体験しています。

背景の先祖の心が、自分の感情のように生きている人々の心に流れてきます。

ですから、お墓参りをして、お墓の中に先祖が住んでいる訳ではありませんが、お墓などは広い宇宙霊界の中で、祈りを届けたい魂を示す指標のようなもので、お墓や祈り場所、例え高価でなくとも、心のこもった祈りの場所があれば、それが先祖へのひかりの入り口となります。

お墓参りに行って、お墓にお水を注いで綺麗にして、花や捧げ物を捧げ、お灯明とお線香をあげる頃には、なんだか気分がすっきりしたりして、気持ちよくなりますよね？

それは、先祖様がさっぱりして、気持ちよくなっていらっしゃるんです。

先祖は大きく広がったあなたの延長なんですね。ワンネスだから、通じてくるんです。

先祖供養は、世界平和の優しい道。

例えば、戦国時代にあなたの先祖が、生きていたとして、悲しいことですが、戦にやぶれて、天に帰ったとします。しかし自分がすでに天国にいると気づいていらっしゃらない方が、先祖にいらしたとします。

そうであるならば、その先祖はまだ戦争が終わってないと思っていらっしゃるので、戦う意識で必死に戦っていらっしゃいます。

例えば、そういう先祖がいらした場合、先祖とつながってる子孫の意識界には、『戦いのエネルギー』が流れてきます。

『倒さなければ！』『一歩もひいてはダメだ』という、戦い、摩擦のエネルギーが、常に生きている子孫の心の周波数帯には、BGMのように、戦いエネルギーがひびきとなって流れてきます。

これが、親戚や家族の確執を生んだりします。似ている波動の人を見ると、戦いだしたくなるんですね。

これは、カルマといわれますね。

先祖のチーム一丸となりながら、まだ終えていない、魂の宿題です。

お父さんと息子、お姑さんとお嫁さん、だんなさまの姉妹とお嫁さん、おかあさんと娘、本家と分家など。

仲たがいがあり、こすれていて、うまくいっていないのは、お互いの間にカルマがあって、愛を遮断しているからなんです。

地球が誕生し、そこで人の暮らしが生まれた時から、この星の上で体験されてきた、戦い、涙、抑圧、苦しみを、惑星のオーラには、記録されています。

美しいエネルギーに昇華されるまで、何度でもチャンスがめぐってくるからこそ、歴史やかつての先人の気持ちが今を生きる人の心を、めぐりながら、繰り返されています。

その苦しみは、あたたかい愛、優しい理解、ほっとするやすらぎなど、美しい光に出会いたくて、出会いたくて、待ち望んでいるのですね。

人と人、国と国。わかりあえず、あたたかい理解が生まれず、こすれあい、緊張状態にあるのは、かつて苦しんだ霊界さんの心がそこにあるのです。

それは、先祖の時代に、苦しみ、悲しくて、つらくて、泣いていた人々の思いがまだ消えずに記録されているからなんです。

霊界が慰められ、やすらぐと、この世の摩擦が優しく消えてゆきます。

先祖供養とは、いのちを愛し慈しむことを学ぶこと。宇宙的なヒーリングの原点です。

では、そのいのちの世界を優しく癒すには、どうすればいいでしょうか。

それは、まずあなたのいのちの素晴らしさを思い出すことです。

例えば、お父さんとお母さんが喧嘩して確執があるとしたら、それは当事者であるお二人だけの問題に見えますが、本当は  あなたを含む  生きているあなたの家系の一族、天国の先祖たち、つまりは、その家の◯◯家一族という魂のチーム全体の  共通の課題なのです。

それが現れているのが、今はお父さんやお母さんだったという事ですね。

だから、まずはそれに気づいているあなたから、気がついている人から、自分の心をチェックしましょう。

あなたから、優しくなってゆくんです。

例えば、その両親の確執を見て、あなたのハートは一緒になって、腹がたつかもしれませんし、大好きな人たちがケンカしてるのを見て、胸が痛んだりしてるでしょう。或いは無関心、関わりたくないという気持ちも含めると、必ず心には気持ち的な反応がでていますね。

その心こそが、霊界の先祖とも、現在喧嘩している当事者の方々とも、通じているものです。その中にあるものが、あなたと先祖、そして生きている一族全体をうるおせる入り口なんです。ワンネスです。

その心に気づいて、そこに優しい気持ちを送ってゆきます。

聖母は、先祖供養の中で『追善供養』という優しい方法があるんですよとかつて教えてくれました。

追善供養とは、追ってよいことをするということで、私たちはすべてとつながっているので、先祖がかつて学びきれなかった課題、できなかった優しさを、今を生きているあなたがこの現実界で 表してゆくことで、先祖が同時に癒されてゆくという事です。

それは、先祖があなたに託してくれた、希望なのです。

親戚に確執があるなら、その一族の確執は、実はそれに気づいている、あなた自身の課題でもあると受け止めて、

まずは、あなたがそこから学んで『愛』という答えをだしてゆくんです。

『お父さんもっと思いやりもってあげて、頑張っているお母さんに気づいてあげて』と、喧嘩してるお父さんに見えたなら、

それを自分の課題として受け止めて、あなたの人生でもその同じテーマを通して自分を見てみます。

『私が、誰かの思いやりに気づいてないのは、どこかしら？  どうしたら、もっと素直に表せるかしらと自分の学びとして、あなたのフィールドでそれを学び、それにとりくんでみるのです。

その経験や課題から、あなたが魂を学んでゆき、優しさを現してゆくのです。

そうすると、光が流れて、あなたという魂がその不安、確執、悲しみから学び、気づいて優しくなってきます。

例えば、あなたが当事者なら、

頑固で絶対ひかないから、確執が続き、戦いがある場所に

勇気をだして、自分から反省し自分から『ごめんね』といってみます。

ごめんねといえたり、許す気持ちを持てるようになると、その瞬間あなたの魂が、一段進化の階段を上がります。光が溢れだしてきます。

その瞬間、苦しんでいた霊界さんも、同時に ぱあぁっと光だして、霊界が癒されて行き、先祖もあなたとともに波動をあげてゆきます。

先祖の心も、あなたと同時に進化の階段を上がる。

いわゆる、苦しんでいた先祖が、上がるという 美しい霊的な現象がおきます。

すると、あなたの背景から、一族の背景から、戦いが同時に消えて行く、摩擦が消えてゆくのです。

あなたは、先祖や一族という魂のチームにつながっていますから、あなたが光に動くと、癒しが全体におきます。

これを、ワンネスといいます。

先祖の感じている心が、あなたの心に流れてくるから 影響を受けていた心は、逆も言えるのです。

あなたがつながった心から 優しくあたたかく、愛があふれるように進化すると、今度はあなたの光の心が、先祖へと流れてゆきます。

私たちが暮らしの中で生み出す 優しい気づき、愛にたどりつく答えは、希望です。

あなたのあたたかい心が、先祖に同時に流れて、癒されてゆき、先祖の心も、あたたかくなってくるんです。

霊界の苦しみが優しい気づきによって溶けてゆく時、あなたの人生からも摩擦が溶けて行き、あなたの住む時代からも、国からも、世界からも、摩擦が溶けて、自然に世界が優しくなってゆきます。

中心から和がうるおすように溢れてきます。

この地球に住む私たち一人一人が、そんなふうに、自分の霊界（意識界)をあたため、美しくしてゆくと

やがて地域の摩擦、国の摩擦にも、光が流れてゆきます。

真理につながった優しい心、あたたかい愛の心は、世界の心のかわきを癒してくれます。

優しい心の広がりは、自然に人も世界もよくしてしまう。

だから、先祖供養は、世界の平和の始まり。平和はいつも、あなたの心の中心から、優しく優しく生まれてくる美しい泉なのです。

現世でも、天国でも、

愛はすべてをうるおす力です。

すべてのいのちが、お幸せでありますように。