薔薇色の地球への祈り~よみがえる
たった一つの言葉で生まれる平和
たった一つの言葉で、心を救われる人がいます。
たった一つの言葉で、命さえ救われる事もあります。
言葉は宇宙の響きから生じ、神の光を顕します。
そんな言葉の中にあふれる優しい神様が、それぞれの家庭の中で輝き始めたら、この星はどれだけ甦り、どれだけたくさんの人のもとに、幸せが流れてゆくのでしょう。
言葉ひとつで、愛は甦り
言葉ひとつで離れていた心が結ばれます。
言葉ひとつで冷めた気持ちを温め直すこともできます。
家族だから、言わなくてもわかるとよく言います。
しかし、本当にそうでしょうか。
家族だからこそ、きちんと丁寧に伝えなければ、冷えて滞る場所もあるのです。
家族だからこそ、遠慮なしに「あなたのここが悪い」「ここがダメだ」と、ダメ出しばかりしていたら、魂は苦しくなり、萎縮します。
やすらぎは遠のき、素直になることが難しくなります。
だから人は、見えないバリケードを張り、心を閉じて、逆に文句をつのらせ逆に攻撃を始めることがあるのです。
平和は、まず家庭の中の言葉の使い方から始まります。
言葉の使い方は、エネルギーの使い方だからです。
平和の第一歩は、恥ずかしさと照れを乗り越えて、ご家族を認める言葉から始めましょう。
「がんばってるね」「素晴らしいね」「あなたのここいいね。」
受け止めたら、嬉しくなる言葉をかけましょう。
その人のいのちを、存在を、認めるような言葉です。
その言葉を言われることで、心温まり、泉のように力が涌く、そんな言葉をかけましょう。
家族だと、最初は相手も照れてしまうかもしれません。
でも、くりかえしくりかえし、相手のすてきなところを、言葉の鏡で映し出し教えてあげてください。
照れながらも、私達の細胞はそういう肯定の言葉をとても求めています。
時には泣き崩れる程に、必要としているのです。
魂がホッと呼吸できる言葉
もしあなたが、奥様なら、ご主人様に、例え謙遜でも「うちの奥さんはだめだよ。料理もうまくないし・・」なんて家の外で言われるのと、「うちの奥さんは一生懸命やってくれてる。感謝してる」と言われるのと、どちらが温かいものが涌き、もっとよくなろう、がんばろうと思えますか?
生命は皆、光ある言葉を感じとる能力があります。
そして、その光を受け止めると、いのちの中のよいものが、育ち始めるのです。
人のいのちは、お花によく似ています。
愛を注がれ、優しい言葉をかけられると、さらに美しく生命力をわかせて咲き、苦しい言葉を注がれるとしぼんで枯渇し枯れてしまいます。
例えば具合が悪い時は、この言葉の力の効果が顕著にでます。
具合が悪い時に、「顔色悪いね。さっきよりもっとひどくなったみたい。」と言われると、心配してもらっていたとしてももっと気分が悪くなりますね。
でも、「あら、さっきより顔色よくなったみたい。良かった。」といわれると、気分もなぜか心強く、楽になります。
言葉は宇宙の響き、生命力を注ぐ神様の光だからです。
だから、愛のエネルギーに気づいた人から、霊性を大切にする生き方にいち早く気づいた人から、美しい言葉の力を開いてゆきましょう。
気づいた人から、魂がホッと呼吸できるような、そんな優しい言葉をかけて、いのちの中の可能性をひらくお手伝いをしてあげてください。
家庭内で行き交う言葉にあたたかさと愛が増えるごとに、運は強くなり、幸せな運気が巡りだします。
せめるより、バカにするより、傷つけるより、見下すより、あたたかい意識がいいですね。
そこには必ず、愛があります。
激しく流れる不満の河から少し意識をはずして、あなたの中の静けさに意識の焦点を合わせましょう。
あなたの中の優しさ、愛の光に同調し、その優しい響きを言葉にしましょう。
あなたの中に答えはあり、あなたの中に愛はあり、あなたの中からかけがえのない平和が始まるのです。
愛と平和は、あなたのいのちの美しさから生まれてきます。
そして幸せも、同じあたたかいところから生まれてきますよ。
季節は寒くなりましたが、心はいつもあたたかくやわらかくありましょうね。
愛をこめて・・。