愛のふりをしないこと
本当に目覚める為には、ふりをしないであげることが、とても大切な事なのです
「ああ、それね、知っています。」
「すべては愛でしょう。私は許しているし、愛を選んでいます。」
愛になるとは、愛を自分に装着することとは違い、嫌なものの前で、愛のふりをしましょうという意味ではありません。
自分に嘘をついて、無理やりあたたかくポジティブを装うこととは違うのです。
ただ、自分を知り、
自分に正直になって、素直に受けとめてあげる事から、本当の愛は始まります。
愛の始まりは、今の本当の自分をまっすぐに見つけてあげること。
本当の自分を受けとめてあげること。
例えば、その時見つけた自分が、ネガティブでも、思った以上にできておらず、上手にやれてなかったとしでも、
真実の自分が今を受け入れた時から、本物の進化が始まります。
例えば、私達は愛は許すものだと学びました。だから、「私はあの人を許したわ」と言葉と頭では言っていても、
その誰かさんの顔を見る度、イライラしたり、つらかったり、一緒にいたくないと感じるとしたら、
それは本当は、「許していない」のです。
そして私達は過去を受け入れる事が大事と学びました。「だから私は過去を受け入れたの」と言葉と頭では言っていても、
過去の体験を思い出す度に、嫌な思いになったり、傷つき直したり、思い出す度に腹がたつなら、
それはまだ、過去が自分の中で昇華しておらず、
過去をまだ受け入れられていないのです。
自分の今が、本当はどこにいるのか、
どんな波動を出しているのかを、
思い込みではなく、正しく把握する事こそ、真実の愛への優しい第一歩なのです。
例えば、思い込んでいたより、
自分は嫌な感じで、ちっとも素敵じゃなくて、恥と感じる自分を見つけても、ちっとも恥ずかしくなんかないのです。
その自覚は、むしろあなたを美しくしてくれる素敵な第一歩となります。
本当に自分から出ている波動を、受け入れることで、私達は次に進むので、その苦しい波動以外の新しい選択ができます。
だから本当の意味で自分を解放し、ほっとして、優しさをひきだしてくれます。
私達は、自分の中に「矛盾」を抱えていると、その自分の「ふり」をキープする為に、かなりのエネルギーを実は使っています。
無意識に自分を守らなければ、隠さなければと感じる時は、愛に行きたいのに、逆に否定的な方がパワーを強めてしまうのです。
自分が愛に行きたいなら、真実を受け入れてあげれば、きつさと抵抗がふっと止んで、楽なるのです。
そうやって本当の自分のポジションに戻れば、本来の進化のスパイラルに乗り始め、私達は自然に愛に戻ってゆくのですね。
あなたは、愛になるというよりも、愛に戻るのです。
だから、知識を知っているだけでなく、
自分がどんな波動を出しているか、
これが大切。
自分を知ることが、愛と優しさの入り口なのです。
嫌な自分を覆い隠して、ふりをして優しくなるより、嫌な自分であっても、その自分に気づき、受け入れた時、
はじめて、波動は動き出せるのです。