ありとあらゆる存在がみな、大宇宙の創造主という、あたたかい一つの源から生まれてくるのですね。宇宙のこの「生み出す」という神聖な力は、母なる力であり、聖なる女性性、女神の力です。天の母性なのです。
でも、本当は、たくさんいらっしゃるように見える女神たちは、大元の一つの偉大な女神の別な側面を表現し、顕しているのです。
今日私たちが目にしている女神たちは、すべてこの根源の母なるエネルギーの具現化した姿です。
「聖母」というと、おそらく多くの方があのイエスさまのお母様であるマリアさまを思い浮かべると思います。そうあの優しいマリアさまは、聖母意識から誕生した美しき女神の代表といえるでしょう。しかし実はマリアさま以前にも同じ起源のあたたかみを放つ聖母界の女神たちが、この地球にはたくさんおられたのです。地球から出土する過去の歴史の遺物の神のお姿は、古いもの程 女神であることが多いそうです。
聖なる女性性や、母なるものをとても大切にしてきた地球の歴史のうもれてしまったやさしさに出会います。地球の歴史の中のあらゆる時代、あらゆる地域、あらゆる人々の中にいつの時も「母なる女神」と呼ばれる存在がおられました。
母性や神秘性、豊穣、愛や美のシンボルと呼ばれるような女神たちが、私たちの霊性を、やさしく抱き、あたたかい生き方を示してくれていました。
それぞれの女神たちは、一つの偉大な女神の別な側面を表しています。つまり、源の母性のもつ豊かな知恵は、知恵の女神としてこの世に顕れ、源の母性の例えようもない美しさや麗しさは美の女神として、この世に美しく顕れています。
姫乃宮亜美がメッセージの中でよく「聖母」「聖母さま」と表現させて頂く時は、ひとつの特別な女神ではなくこの根源の普遍的な女神の集合体としての聖母意識をさしております。
聖母の存在の真実が、あたたかく心に広がると、かけがえのない優しさが、あなたの日常に見つかるようになるでしょう。
あなたの暮らしもまた、天の優しさと離れていないのです。