優しさの共通言語
この星は、『多様性』が溢れる星。
だから、自分とは違う様々な彩りが溢れています。
だけど、
奥のあたたかい自分ではなく、
表面のエゴと言われる、小さな自分の心は、
その『ちがい』というものを、
とても嫌がり、恐れます。
同じである事に 安心するし、
同じである事は、自分を肯定された気分がしますから。
そんなエゴさんには、
自分と違うというだけで、
存在が否定されている気分になってしまったりもします。
でも、本当は、
それは否定なんかではなく、
より美しさを引き出しあう
大肯定です。
違うという事は、
互いの美しさをひきだし、
肯定しあう愛の姿です。
薔薇が、薔薇しか認めずに、
カスミ草が美しく存在していると、
『その咲き方は違う。花はこうあるべき、薔薇が正解』となってしまう時、
私達の心は、自分の可能性さえもせばめ、
せまい世界でしか生きられなくなって、
幸せの稼働域が、せばめられてしまいます。
だけど、
自分とは違う『姿』や『咲き方』に
素直に『ステキ!』『その咲き方も綺麗!』と、慈しめる時、
世界はぐんっと広がるでしょう。
薔薇とカスミ草が寄り添えば、
薔薇はさらに華やかに、
カスミ草もさらに彩り豊かに
美しさが輝きだします。
互いの魂の美しさは、
芯から咲くとちゃんと調和するようにできているんですね。
だから、
他人との違いにつまずいたり、
違いが愛にならずに、苦しくなる時は、
違いではなく、
共通する「共通言語」を見つけられたら、優しくなれますね。
例えば、「辛い」が好きな人と「甘い」が好きな人では、
味覚は真逆のエネルギーですし、嗜好もあるから、好きキライはある事でしょう。
自分の世界だけが、正解になってしまうと、
辛いが好きな人は、甘いのはダメ
甘いのが好きな人は、こんな辛いの食べられない、信じられない!と否定しあったら、心はこすれてしまいますね。
でも否定しあう必要はなく、
叩く必要もありません。
まったく真逆の味覚でも、
共通する言語は、
「おいしい!」です。
必ず、共通できる優しい場所があるのです。
赤が好き、青が好き。
ぜんぜん違う色ですね。
でも、共通言語は、その色を「好き」という気持ちです。
共通言語は、
私達を結びつけ
優しくしてくれます。
世界を優しい見つめる事ができたら、嬉しいですね。