聖母意識と聖母波動
聖母界より愛をこめて
『聖母』とは
いのちには、安らぎを供給してくれるあたたかい世界があります。
幸せを、そしていのちそのものを中心から咲かせるステキなエネルギーを、豊かに供給してくれる源があります。
いのちを優しく 潤してくれる、満ち足りたエネルギーが、絶えることなく、私達ひとりひとりへと送られ続けているのです。
いつでも、この宇宙の星々をつくり、星を巡らせ、この地球をも最初に作り出したあたたかい母なる愛のエネルギーと同じものが、あらゆる生命の中を流れては、生命を支えていてくれます。
とても純粋で澄みきった幸せを育むエネルギーが、いつでも途切れることなく、私達の中をも流れているのです。
その響きに自分を合わせると、その波は『優しさ』となり、『愛』となって、私達から溢れてゆきます。
その宇宙の源とつながった私達の中を流れてゆく『愛のエネルギー』は、内なる聖母エネルギー、内なる聖母意識ということができるでしょう。
『聖母』とは、宇宙の慈愛意識そのものです。宇宙の愛であり、響きであり、存在であり、表現なのです。
『一』なる宇宙には、自らを顕す無数の表現があります。
『一』なるものの、美しさは『美』の女神として顕れ、アフロディーテ、吉祥天、ラクシュミー等、様々な名前と存在でその姿と波動を顕します。
『一』なるものの慈愛は、母なる母性の女神として顕れ、イシス、マリア、観音、ヘラ、クシテイ・ガルバ等 の母なる女神として顕れています。
特に神話としてのイシスではなく、母なる宇宙意識としての『イシス』は、地母神的な光が強く、ひとつの女神ではなく、あらゆる女神の集合体としての宇宙的な聖母の姿が存在の中に表現されています。
マリアさまはもちろん、マリアさま以前にも、この地球にはたくさんの聖母さまがいたのです。
そして、宇宙意識としての聖母の愛と祝福は、女神たちの個性として顕れるばかりではなく、さらに普遍的な表現の広がりを持って、この世に顕れ、流れてきます。
例えば、旅で長い時間留守にしていた『我が家』が、遠くから見えてくると、ほっとする安らぎを感じる時、その安らぎは聖母波動です。
誰かをあたたかく包みこみ、愛してあげようと生まれる あなたの中のあたたかい気持ちは、宇宙を創り、巡らせている同じ母なる源から、あなたへと流れてきている 愛のエネルギーなのです。
それは、心のあたたかい所、あなたの内なる『聖母意識』から、あなたの世界に表現され、流れるのです。
そのあたたかな愛の波動にふれると、苦しみや憂いは霧が晴れるように消え失せます。
聖母の愛から放たれているエネルギーには、いのちを甦らせてくれる深い優しさがあるのですね。