あなたの心にふりむくこと
からだの冷えと心の冷え
一番近くにいるのに、
一番見えにくいのは、自分の心ではないでしょうか?
けれど、見えない私達の心を、わかりやすく映し出して下さるもの、
内なるエネルギーを映す鏡こそが、ボディです。
ボディのコンディション
それは、内なるエネルギーを現すスクリーンなのです。
例えば、この夏は暑くて暑くて大変ですよね。
どの地にお住まいの皆様でも、最近の暑さには、感じることがあるでしょうね。
誰ものからだが、慣れないこの気温に、そろそれ疲れてきている、そんな時期ではないでしょうか。
からだに応える暑さですよね。
そうなると、夏バテのように、暑さによるエネルギー消耗の症状がでます。
例えば、
だるい、きつい、何故かノロノロしてしまう。
やる気がでなくなる。
人生どうでもよくなるような、なげやりな気持ちが出たりもします。
お人とぶつかったり、
くよくよする気持ちが強くなる方もあります。
これは、自分が、本当の自分の軸(心)から離れている時の症状なのです。
こうなると、心とからだをたてなおす、エネルギーのお手当てが必要です。
これらの症状に、
一番、効くのは、あなた自身の優しさと慈しみです。
あなたの優しさが、
あなた自身にふりむいてあげる、労ってあげる、気がついてあげる、愛のエネルギーがいるのです。
こんな時は、暑い日でも、寝る前に自分のからだの 声なき声に気づいてあげましょう。
例えば、「ああー今日も暑かった!きつかったぁ!」という日でも、からだにふれてみてください。
ふと、気づくと、その他の場所はあついのに、例えばおなかとか腰とかからだの一部だけ冷たい場所はありませんか?
そう、多いのは、おなかとか、腰とか、足先だけとか、他はあついのに一部だけ冷えている時は、意外とあるものです。
からだが暑いから、全部暑いと思っていたけれど、どこかが気づくとびっくりするくらい冷たい時がありませんか?
実は、その冷たい場所に映っているのは、
あなたの置き去りになっていた「心」さんなのです。
からだの冷えに映るのは、
「あなたのさみしい心」
「言えないで飲み込んだ気持ち」
「泣きたかった心」
「大事なものをあきらめた我慢」なのです。
そこにあるのは、
かつて、あなたが歯をくいしばっていた心。
我慢していた心。
つらかったけど流した心。
どうせだめだとあきらめて、
無感覚に麻酔をかけた心がある場所なんですね。
どうか、わかってあげてください。ふりむいてあげてください。
そこには、あなたがあなたに、わかってほしい心がある時なのですね。
冷えに気づいたら、「ああ、私はさみしかったんだな。」「つらかったんだな。」「我慢させてしまっている心があったんだな。」と、受けとめてあげる、自分への優しいゆるしが必要です。
思いやりをこめて、その場所にある心をさすってあげましょう。
その冷たい場所をさわってあたためてあげましょう。
そこに一枚膝掛けをかけたり、手であたためてあげてみてください。
ふっとそこに意識がいって、
あたたかさが届くと、
からだも心も、ほっとするのに気づくでしょう。
あなたがあなたに認められると、
ふりむかれて大事にされると、
そこに澱んでいたさみしいエネルギーが、ほっとしてまた動き出せるのです。
ただ、あなたがさみしさを飲み込んでいた事に 気づいてあげるだけ。
頑張って我慢ばかりしていた自分にふりむいてあげるだけなのです。
ただ、気づいてあたためる、それでパワーはまた動き出せるのです。
からだの冷えは、心の冷えです。
あなたがあなたと仲直りするほど、エネルギーがまわって、
私達は幸せになっていけるのです。
自分への思いやりは、やがて愛する人を思いやり、世界を思いやる光の材料になるんですね。