あらわれれば消えるもの(1)
『あなたの「心」を、受けとめてあげるただそれだけ』どんな感情も思いやりを求めています
私達は、『自分の心や自分の状態』がわからないから苦しんでいる事が多いものです。
怒りを感じる。
悲しくなる、
嫌な気持ちになる。
許せなくなる。
大嫌いと感じる。
憎みたくなる。
悔しいと思う。
お人と自分がを比べては、落ち込む。
愛と反対のネガティブな感情。
うっとつらく感じたり、もやもやしたりするのは気づいても、無意識がブレーキをかけるので、そのもやもやは何なのかが抑圧するから、見えなくて、わかりません。
ただ、よくないものだとは、わかります。
今まで、これらの感情はよくないもの。思ってはならないもの。感じては、ダメなものでした。
だから、無意識に私達はそのマイナスのなにものかを感じたら、すごい力でこれらを抑圧し、封じ込めています。
これらが、自分にあってはならないからです。
その嫌な感じの、気配を感じては抑圧して・・。
イラっときては、気をそらして、何とかやさしくなろうと 答えを一生懸命さがします。
こんなふうに、私達人類は、嫌な感情の扱い方を、マスターしないまま、走り続けてきてしまったので、わからないのです。
怒っていい時に、怒りを味わってあげられなかった。
涙を流していい時に、人目を気にして涙しなかった。
ほがらかに笑っていい時に、気を使って笑えなかった。
本当は、私達の内なる世界は完璧で、内なるバランスをとる為に感情があふれているのです。
これらの感情を抑圧して ねじまげた結果、人生が歪んでしまうのです。
どんな感情も『大切なあなたの心』認められ、受け止められ、大事に扱われる権利があるのです
怒りは悪いわけではありません。
だから、感じてあげて というと、「いいんですか?」と言って、廻りに当たり散らす方が時におられます(笑)
怒ってる相手に感情を、ぶつけてしまうのです。
それは、逆です。
例えば正当な「怒り」でも、お人にぶつけたりして、外を嫌な気持ちに巻きこむと、ぐるりと宇宙をめぐってまたあなたに帰ってきてしまうから、
その怒りの波動は、目の前の人を迫力でやっつけても、別な人からまた同じ波動の怒りが打ち寄せるでしょう。
ぶつけたら、怒りを越えられません。
例え、あなたの怒りの原因となっているとみえても、
本当はその怒りと、外の人は関係がないのです。
その怒りは、あなたとあなた自身の間に起きていることを、映してくれているに過ぎないからです。
あなたは、その不安を越えられるし、幸福へと動き出せます。
だから、あたたかく心得ましょう。
あなたの怒りをはらすのに、お人が絶対必要ではないし、本当に怒りを越える方法は、その人をあやまらせることではありません。
あなたが怒りの気分になる時、そこから波動をあげる為に人を使わないことです。
あの人が変わってくれたら、私は安らげる。
あの人さえいてくれれば、私を笑わせてくれる。いつもいい気分でいさせてくれる。
そんなふうに、自分の感情の昇華に、人を使わない・・。
これ、宇宙の基本ルールなんです。