ひとつの気づき(3)
子供にとって自分はいい親だと思われていないのでは?と感じたら・・。
親子間に優しいものが見いだせない時は・・。
子供が親であるあなたに反抗する時・・。
どうしても言うことを聞いてくれない、困らせてばかりいる時。
子供があなたを怒らせてばかりいて、あなたの時間をとってしまったり、子供たちから自分は愛されていないんだろうなとため息をつきたくなるような時・・。
あなたが、子供達に猛烈に腹がたち、
いけないいけない、親なんだからとブレーキを踏む、そんな時。
だけど、怒りが爆発的で止まらないような時・・。
もう一つの視点から、気づいてみましょう。
自分の為に、まずは座りましょう。おいしいお茶など、煎れてあげましょう。
そして、少しだけほっとしたらこんな事も考えてみませんか?
あなたが、あなたの親に言いたかった事はなんですか?
伝えたかったのに、伝えきれていないことはなんですか?
あなたのお母さんやお父さんにやってあげたくて、でもできなかった事はなんですか?
あなたと、あなたのご両親との間になんらかの摩擦があるなら、「お母さんが私にこれをしてくれなかった」とか「こんなひどい事を、私にした」などの心のとらわれの角度から、思い出が出るかもしれませんね。
でも、そこでは、ありません。
それらを越えて、あなたの魂が
「お母さんやお父さんに、本当はしてあげたかったこと」
「本当は伝えたかったこと」
「一緒にやりたかったこと」があったのです。
それが、あなたの深い場所で、未消化なまま、不完全燃焼になっている、そんな思いがあったのです。
それは、なんでしたか?
気づいたら、目を閉じてあなたの両親を目の前にイメージして、(ご両親が天国にいても届きますよ)
伝えてみましょう。
かつて、止まったままの、表現されなかったままの、あなたのハートの言葉。
「お母さん、大好きっていいたかったよ。」
「本当はあの時、お母さんの元に走っていって泣きたかったよ」
「本当はもっともっと素直にしてあげたいことあったのに、力不足でごめんね」
「お父さん、大好きっていいたかったよ。」
「もっといたわればよかったのに、あの時、子供過ぎてごめんね。」
「お父さん、大好き。尊敬してるといいたかった。」
両親との間で傷ついた傷ではなく、
両親との間で、表現されないまま行き場を失った愛が、気づきを促すために、そこ(子供)に映ります。
あなたがあなたの両親に対して、本当は伝えたかった事、やってあげたかった事が実はあったのに、
素直になれず、傷にとらわれて、照れて、戸惑って、伝えられなかったとしたら、愛してあげられなかったその自分を、あなたは、許しきれず、怒っていたのかもしれません。
だから、腹がたつ子供たちの姿は、よく見ると子供の頃の、かつてのあなたの感情が、あなたの子供から溢れていませんでしたか?
なんで、そういう事するかな、と。
だからぜひ、あなたが、何らかの事情で素直になれず、また恥ずかしくて、 表現できなかったあなたの愛を、イメージの中で、余すところなく、あなたのご両親に伝えてみましょう。
イメージの中でなら、恥ずかしがる事なく、ご両親の肩を一杯もんであげられるのでは?
恥ずかしがる事なく、子供に戻って、胸にとびこんで「大好き!」と伝えられるのでは?
かつて素直じゃなかった自分を、自分自身が許していない。
その激しい怒りが、あなたの子供との関係に、映ります。
だから気づいてみましょう。
あなたにあったのに、ご両親の間で表現される事のなかった優しさを。
心で伝えましょう。愛を送りましょう。
あなたのかつての気持ちに気づいたなら、あなたの深い所からヒーリングが始まります。
あなたの中で、滞っていた愛がそうすれば、流れ始めて、波動の変化を起こします。
潜在意識はつながっているので、あなたの中で、滞っていたものが流れ始めると、関係するすべての場所に変化の波が届くでしょう。
だから・・。
今日は、一人思い切り、泣いてみるのも幸せかもしれません。
思い切り、ご恩ある魂を愛し、感謝し、心ほどく幸せな涙を。