エネルギーの適材適所
大切なあなたのエネルギーを活かせる場所を探してあげましょう。
どなたにも、「長所」と「短所」があるといいます。
短所は、欠点とも呼ばれ、足りないところなので、どうしたら自分に足りないそれを満たせるかなと、考える・・。
その考え方もステキだけれど、聖母意識は、私たちの中の「長所」と「短所」の受け止め方を、また違ったあたたかい見方で、受けとめる事を教えてくださるのです。
聖母意識から見ると、ダメな「短所」というものはなく、
その人のその部分のエネルギーを、向ける場所、使う場所、発揮する場所が合っていないだけですよと 教えてくれたのです。
例えば、まわりに「あの人はおしゃべりよね。おしゃべりでうるさいわね。」と言われる、おしゃべりで騒がしい性格は、
例えば、小さな赤ちゃんがすやすや眠っているお部屋やしーんとしている図書館や、すでに始まっている映画館などでは、その明るさは「とても騒がしく、周りに迷惑をかける欠点」と言われてしまうかもしれません。
けれど、その明るさやおしゃべりエネルギーを適材適所においてあげると、それは誰かを救う優しい力にもなり得るのです。
例えば、ご家族をなくして、独り暮らしとなり、独りがつらくて、話し相手がほしくてほしくてたまらない方や、しばらく笑っていないから誰かとおなか抱えて笑ってみたいという、明るさを切望している方や、
老人ホームなどで、自分は口下手でうまくしゃべれないけれど、さみしくて誰かに話していてほしい人がいる所に、その明るさを置いてあげると、
その同じ部分が、誰かをやさしく照らす力になったり、笑うことを忘れた人に、素直に声をだして笑っていいんですよと、自分をそのまま出すことの気持ちよさをわかちあい、幸せになる感化を与える【長所】に生まれかわるのです、と。
また、あの人は頑固だ。
頑固さが短所だと言われる時も、
人の話を聞かないとか、受け入れないなど、成長を拒んでしまうと欠点だけど、
他を拒んだり、支配する場所に、その頑固さを使わずに、自分が本当に望むビジョンや信念を守る根元に、それを置いてあげれば、
例え、バカにされても、皆に無理だと言われても、自らの信念を頑固一徹に信じ続け、ぶれずに成し遂げる力になるでしょう。
それはもう、頑固であるということは、美しい地盤にもなり得るのです。
自分が短所だと思っている【こころさん】を、せめたり、嫌ったりして自己否定をするのではなく、
あなたのエネルギーの、適材適所を探してあげましょう。
どんなエネルギーも、使い方しだい・・。
人生のどこに使うかで、新しいエネルギーへと生まれ変わります。
どのエネルギーも、適材適所におく知恵をもつ、ただそれだけで美しい力になると、自分をあたたかい目でみてあげましょう。
そうすれば、本当は「長所」も「短所」もなく、どう活かすかだけなんですねと、自分が見えるでしょう。