偶然はないという愛の光
あなたにふれてくるものは、すべて優しくあなたに語りかけています
ある日、
短い限られた時間の中で、お人との関わりがありながら、複数の事を同時にしなければならない作業をしていた事がありました。
その為、一番よい方法を、あれやこれやと考えながら、何をどう組み込めば時間内に終われるかしら?と考えて
少し時間が押していたので、それが私をあせらせていて、急ぎ気味に歩いていた私。
細い小道を目的場所に向かって 歩いていると、
ふと、風もないのに、
その小道に優しく枝を伸ばして咲いていた小さな白い花が一輪。
ぽたっと、音のない静かなトーンを広げて、
私のすぐ足元に落ちてきました。
小さな小さな、白き一輪
けなげで、美しい一輪です。
私は、その小さないのちが今、目の前に舞いおりた事に気がついて、思わず 足をとめました。
その一輪が目の前に落ちてきたタイミング、
私の人生の中の、このタイミングにきづいて、
立ち止まりました。
その小さき花に、宇宙の真理を改めて、お知らせされたような気がしたのです。
そう、すべての事にはあたたかい意味があるということ。
例え、離れて見えても、
わたしたちのあたたかい心の場所(霊性)と、すべてのいのちは、
響きあい、つながりあっています。
だから、花に出会うタイミングと、私の心に起きている事のタイミングは、完璧であり、
一ミリも、一秒も、
ズレることなく、それは現れます。
すべての事は、必要なタイミングで起きています。
だから、その時、小さき花が 私の足元におちてきた、そのタイミングで、私が何を考えていたか、私は意識のスポットライトをあててみました。
花がそのもの自体のタイミングを得て、ぽたりと地に落ちるも、
私の心に、今どんな映像、心の声が映っているのかも、
すべて、大きなマクロの宇宙の中では関わりあい、偶然はなく、完璧なまでに、そこには「必然」が現れています。
花が目の前に、ぽたりと優しく落ちてきた・・。
その瞬間、わたしの心は我に戻りました。
もう長く、ワンネスをベースに生きるよう、あたたかいものの見方を大事にしているので、
花が一輪おちたという現象も、
遠くで鳥たちが鳴きだすという現象も、
心で祈りはじめた途端、セミたちが一斉に合唱し始める現象も、
風がふわりとふく事さえも、
私達の内なるものと、無関係ではない事を、知っていましたから。
だから、私ははっとして、
うっかり、自分の心に起こしていた事に気づいて、
私は立ち止まり、あたたかさをそこに湧かせ、本来の「気」を取り直しました。
その小道を歩いていた私は、
限られた時間の中で、やらなければならない事が満載で、ちょっと巻きをいれなくては、時間が間に合わない間に合うかしら?と、少々あせりながら歩いていて、
『今、この瞬間』に生きていなかった事に気づいたのです。
時間内に間に合うか、どうかという、
未来(先)の心配ばかりをしていて、
心が、今この瞬間にいなかったと、気がついてはっとしたのです。
ぽたっと優しく落ちてきてくれた、小さくて けなげな優しい花は、
「今、この瞬間に心を戻してはいかがですか?そうしたらすべて整いますから」
と、いのちにとって、グレースが湧く、「今という瞬間」を思い出させてくれたのです。
私は立ち止まり、
優しいお花に感謝を捧げました。
「ああそうだった。私の心は『今』にいなかった。だから、あせる気持ちが湧いていたのね。ありがとう、気づかせてくれて・・。」
花のいのちへの感謝で、胸があたたかくなりました。
そうして、私は、
花のおかげで、今に意識を戻す事ができました。
宇宙の源につながってるのは、未来でも過去でもなく、
実は、『今』という瞬間だけ。
だから、今という瞬間に意識があり、今、心があたたかくなり、
今、心を喜びでいっぱいにすれば、
私達はどんな方でも、宇宙エネルギーとつながり出すのです。
だから、すべてが一番いい形で、整いだすのです。
実際、その後、
私はふと、ある人にある事を、質問してみたいとひらめきました。
それで、質問をしにいき、ある意思を確かめにいったところ、
やらなければならないとあせっていた事の半分は必要なかった事が判明し、
「あらまあ、じゃあ余裕で間に合うわ」と、ほっと息がぬけ、
必要な時間までに、ゆったりエレガントな気分で(笑)
ゆとりのままで、間に合ってしまったのです。
宇宙につながっているのは、
『今』という瞬間だけ。
あせっている時は、自分の心は、
今におらず、内なる神から離れています。
だから、「今に戻ってはいかがですか?解決策は、『今』にしかないですよ?」と、花が必然を通して、
私を、「今」に戻してくれて、
助けてくれました。
あのまま、あせりのままならば、私は「ふと」わいてきた、あの宇宙のひらめきは、見えなかったでしょう。
あせりのまま、バタバタしていたかもしれません。
でも、「今」に意識を戻して、内なるあたたかさに戻った私に、
「ふと」ひらめきは訪れて、
ある方にむしょうに質問したくなり、行ってみると、作業の半分はいらなかったと判明するのです。
今に意識が戻り、
私は私の大いなる自己にふれ、
エネルギーがつながったから、
すべては整いだしました。
今にいる、と、
すべてが愛の中で整うのですね。
花も、
鳥も、
風も、
木々のざわめきさえも、
あなたの心にふれてくるものに、
偶然はありません。
あなた自身に意識を戻して、と優しく、宇宙のつながりへの回帰を、
助けてくれる、愛の声があります。
すべて、すべての必然に感謝します。
やさしさを、ありがとう