元にもどるだけ
心に潤いを取り戻せば、いつでもまた、優しいあなたに戻れるのです
時に、私達の心は抑えがたく暴れることがあります。
頑固なこころ
曲げたくない、曲がりたくないと意固地になってしまう私達のこころや反発心。
受け入れたくない、認めたくない・・。
心はとても暴れるけれど、そうやって頑張れば頑張るほど、私達の心は、自我というコンクリートにかたまって、動けなくなります。
そうするうちに、心は光にも反応しなくなり、感度が鈍り始めるのです。
そこに導きが来ていても、気づけない。
何を見ても感動できない。
光を見ても何も感じない・・。
その頃には、毎日の中から「楽しい」という感覚すら見失い始め、
あなたの心のアンテナは曇り、何をみてもつまらなくなりますね。
それまで、情熱を傾けていたことにさえ、「こんなことをして、なんの意味があるのか」と喜びを見失い、心も、からだも疲れきってしまいますね。
もし、人生が無味乾燥に思えたら
意味を見いだせなくなってしまったら、
感動がない、楽しくない、
何をみても、何も感じなくなってしまったら・・。
あなたの深いところで、本当は、何かが、時を止めてしまっていたんですね。
「つらくてつらくて、隠すしかなかったあなたの心」
「受け入れがたい悲しみ」や「混乱」や「怒り」が、あなたの光を遮断してしまっているのです。
こんなときは、例えば架空のお話でもいいから、あえて「悲しい映画」とか「感動の映画」や「小説」などを見て、心を溢れさせてみましょう。
あなたの抑えた心と同じものに当たれば、涙が止まらなかったり、むしょうに腹がたったり、落ち込んだりします。
強く反応する感情を見つけたら、その気持ちは、あふれさせてあげなければなりません。
上手に感じてあげなければなりません。その思いのエネルギーは、「感じる」というやさしさの中で、消してあげなければならないのです。
混乱していた気持ちによりそえば、感じきってあげれば、 心は解放されてゆきます。
例えば、男性でも女性でも、自らのフィーリングに、素直になることが恥ずかしいなんてことは、けっしてありませんね。そのままで、いいんですよね。
悔しいときは、悔しいままを、悲しい時は悲しいままをからっぽになるまで、溢れさせてあげましょう。
ただ、ただ、
いっばい泣いて
一生懸命 泣いて
またいっぱいいっぱい笑って笑って
いっばい汗を流したら、
大丈夫。
あなたは、また
やさしくて素直で、気持ちのいいあなたに、戻れるのです。
素直になることに、恥ずかしいことなんてありません。
ただ、ひたむきに。
一生懸命であれば、それでいい。
ただ、元にもどるだけ。
それはあなたが、あなたに還る道のりなのです。