妖精たちのお席とり

 

 

 

かわいい思いやり

 

 

 

 

 

 

 

私たちの心の内側は 宇宙とつながっています。

 

 

誰もが、心の内側で聖なる世界とのつながりを持っているのです。

 

 

 

例えば、私たちが 人を愛する時に あたたかくなる所。

 

 

嬉しくなる時にあたたかくなる心の場所。

 

 

 

その心があたたかくなる場所を「霊性」といいます。

 

 

そこは、あらゆるものとつながっている ワンネス意識の入口です。

 

 

 

このあたたかくなる内なる場所で、私たちは、

すべての人、

すべてのもの、

すべてのタイミングと、

ピタリと一致しているのです。

 

 

 

この内なる場所は、本来はあらゆる聖なるものにふれている場所だからです。

 

 

 

だから、心があたたかい状態をキープしていると、

 

 

回路がひらいて、聖なる世界からの優しさが日常に届いてきます。

 

 

今、あなたに必要なすべてのものが、自然に ご用意されていきます。

 

 

 

なぜなら、あなたの心があたたかい状態というのは、本当のあなたの神性が出ている時ですから、

 

魂としてのそのままのあなたが現れている時だからなのです。

 

 

 

だから、宇宙の聖なる存在たちから「あなた」が見えるからです。

 

 

 

だから、聖なる存在によってあたためられた優しいギフトが日常のいたる所に届くようになるんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

先日、こんな事がありました。

 

 

数日間、ある大切なお仕事があり、東京の地を離れての出張の仕事が続いていました。

 

 

 

東京を出るときには、桜の木はまだうっすらつぼみが膨らんできたかなという程度でした。

 

 

 

けれど出張の日々を忙しく過ごしている数日の内に、自然界は動いていたのですね。

 

 

今回お仕事で伺った地で、移動の為にタクシーに乗りましたら、運転手さんが気さくに話しかけてきて下さいました。

 

「どちらからですか?」

私は笑顔で「東京です。」とお答えさせて頂きました。

 

 

 

すると、運転手さんが「ああ、東京じゃ、桜が満開らしいですね~。キレイでしたか?」と聞かれ、

 

 

 

ええ!いつの間に(笑)と、すっかり浦島太郎の気分を味わいました。

 

 

 

桜が満開のうちに見に行きたいな、まだ満開の桜のタイミングと私のタイミングがピタリと合ってくれたら嬉しいな、そんな事を思っていました。

 

 

 

数日、聖母のお仕事をして、東京に戻っては来ましたが、スケジュールの都合上、お花見に行くのは無理そうでしたので、

 

 

 

昨日はマネージャーを誘い、

次のスケジュールまでの時間を少し工夫して、隙間時間を上手につくり、そのちょっとの時間を利用して 歩いていける秘密の隠れ 桜スポットの小さな公園に、ほんの一時のお花見に 足をとめにいってきました。

 

 

 

 

以前、散歩をしている途中で見つけた

住宅街の中の細い道をぬけてゆく、隠れスポットの桜の穴場ポイントなのです。

 

 

それ程大きな公園ではありませんが、桜が見事で、華やかでほっとする場所で、ちょっと足を伸ばせばいける場所にあります。

 

私が、時々自然の中で瞑想したい時に そっといく場所のひとつなのです。

 

 

いつもは、静かな公園ですが、桜が咲くと、近所の皆様ももちろんこの見事な桜スポットを知っておられるので、ご近所の家族連れなどで賑わっています。

いつもは静かな公園も、桜の咲いている時期は、賑わい 毎年ベンチは満杯で座れた試しがありません。

 

 

 

桜の季節は、

ベンチはどこも空いていないのです。

 

 

それでも、桜が見れるだけで うれしい、そんな気持ちで五感を満たしに参りました。

 

 

 

歩いて、桜を見上げ

桜を愛でて、その見事で清らかな気を歩きながら感じるだけでもいいかしら。

 

 

でも、本当はちょっとだけ、ちょっぴり心の奥にあった

 

本音をいえば、

 

(ベンチに座ってゆっくり味わったり、心で感じる時間があったら嬉しいな・・)

 

 

そんな想いがかすかに涌いていました。

 

 

でも、この時期には

座れた試しがなかったので、無理よね。

座って桜を見たいのは、皆同じですものね。

 

 

 

 

 

ところが、公園に足を踏み入れると、いつもこの季節は空いていた試しがないベンチが、ふと・・。

 

 

空いているのが 見えました。

 

あら?あいてる。

一番座りやすそうな場所が。

 

 

だけど、少し離れている場所から見ると、赤いハンカチか何かが置いてあり、

 

誰かが席をとってるように見えました。

 

 

「ああ、どなたかがもうお席をとっておられるのね。」

 

 

でも・・。

 

 

 

どうにも、そのベンチが気になってしまう。

 

スポットライトがあたっているみたいに、

なんだか気になって、気になって、

無性にそのベンチに行きたくなります。

 

 

なんだか、そこに導かれているような気がしてしまう・・。

でも、誰かがハンカチを置いてある・・?

 

 

あら?

そばに近づいてみると、その赤いものは、なんど!!

 

 

ハンカチではなく

なんと、

椿の花だったのです。

2輪の椿の花 だったんです。

 

椿は、薔薇や百合と同じく

日本の聖母の花です。

 

 

 

 

 

 

「  もしかして?

席をとってくれていたの?  」

 

 

 

「かわいい!」

マネージャーと二人、

思わず喜びの声をあげて、あたたかく笑いあってしまいました。

 

 

 

毎年きても、座れた試しがないのに、今日は 聖母の仕事をして帰ってきて、

 

 

ほんのちょっぴりの楽しみの為によった私たちを、まるで待っていて下さったよう。

 

 

 

席をとっておいてくれたのは、妖精たちだったのです。

 

 

ちゃんと、私とマネージャーの二人分(笑)

二つのお花を置いて。

 

 

胸の中に感謝と共に、妖精たちへのいとおしさでいっぱいになりました。

 

 

優しい時間をありがとう。

優しい思いやりをありがとう。

 

 

 

 

心の奥にかすった小さな願いさえ、あなた方は気がついて 大切にしてくださるんですね。

 

 

 

なんて優しく、なんてあたたかい世界。

 

 

私は胸の中で感謝を捧げ、祈ります。

 

 

 

あなたたちが下さった優しさを、大切に受けとめ、

 

私もお人に優しくしていきますね。

もっともっと皆に送っていくからね。

 

 

あなた方が下さる優しさに学び、もっともっと優しくなれるよう、この優しい花世界に祈らせてくださいね。

 

 

 

すると、ヒラヒラと、桜吹雪が舞いました。

 

 

ヒラヒラ舞おどり、桜吹雪が私たちの周りを舞いました。

 

 

 

この花びらの動きひとつひとつに、妖精さんが宿っているの、と、マネージャーと語り合いながら

ほんのちょっとの時間でしたが、自然界の優しさに心洗われ、いのちのお洗濯をさせて頂きました。

 

 

妖精さんたち、すてきなお席をとっておいてくれて、ありがとう。