気がつかなかった自分を知る
人生が与えてくれる
ぴりっと辛いわさびの愛
私達の魂には「霊格」というものがあります。
自分の内側が魂の学年でいえば何年生なのか、「ここまではできているかな?」「これくらいはわかってるかな」と何もない時には、できれば自分の今いる魂の理解度をよく思いたいものですね。
でも、自分の内側の姿の、隠しきれない成熟度があらわになってしまう時が、時々人生には訪れます。
それはアクシデントがあった時。
人生のピンチを体験している時。
何もない時には、おだやかでいる事はできますし、あたたかい態度も優しさも苦しくなく出せるものです。
でも、どうしようと動揺するアクシデントが訪れた時、自分の余裕がなくなった時、
人生最大と思えるピンチが訪れて、自分が苦しくつらく悲しい時に・・・。
咄嗟に現れる自分の言動。
態度には、その人の「霊格」がそのまま現れてしまいます。
「こんなはずではなかった」
「こんなつもりではなかった」
「こんな気持ちはもうとっくに越えていると思っていたのに」と、
理想と現実のギャップに 時には自分でびっくりする時も、あるでしょう。
誰もが今、ご自分自身の人生のまっただ中にいます。
今を生きています。
時には、自分が思っていたよりもできていない、うまくいっていない自分に気づき、ショックを受けるそんな事もあるでしょう。
人生は生きています。
自分では、できていると思っていた。
しかしその理想に、実はぜんぜん届いていない自分の姿が浮き彫りとなってきて、愕然とすることもあるでしょう。
ショックを受けるし、
落ち込むものです。
自信の炎は消え、傲慢な自分にただただ唇かみしめます。
けれど、天はそんなあなたを応援してくださいます。
そんなあなたにあたたかく微笑んでくださいます。
あなたは、天の優しさにやわらかくあたたかく、包まれるでしょう。
なぜなら。できていると思い込んでいた幻想の自分ではなく、
自分のありのままの位置を、正しく受け止め、知ること。
その真実があればこそ
そこからあなたの本当の成長が始まるからです。
私達の魂は、「真実」「本当」の位置からしか、進化のらせんに乗れないのです。
幻想からは、宇宙の中心へと登れない・・。
だから・・。
できてると思ってたのに、できてなかった。
足りなかった。ずれていた。
恥ずかしかった。
ああ、なんで私はこんなにダメなんだろう、もうすべて失ってしまうかもと怯え、落ち込んでも・・。
人生が与えてくれた、ピリッと辛いわさびの愛。
でも、こんなショックな気づきも、本当は「愛」であり、あなたへのギフトなのです。
魂の進化は、汚点やあやまちを1度も創らないことではありません。
恥があり、さわると痛い場所があり、真っ黒で大嫌い。
そんな自分を見つけたその時があっても・・。
大丈夫。
そうであっても、安心していてくださいね。
大丈夫。
あなたから、何も失われるものはありません。
大丈夫。
そこから、あなたが新しく始まってゆきます。
これは、あなたが「本物」になる瞬間。
本物に、源に、まっすぐにつながる光のらせんの入り口をあなたが見つけた時ですから。
自分の魂の背丈を知り、落ち込んだ時、ショックを受けたその時は、あなたが、まぶしく本物へと昇り始めた美しい成長の始まりなのです。
そこから、あなたは眩しくなれます。
輝けます。
自分の情けなさに涙溢れても、本当はそれは祝福。それは励まし。本物へのゲートがひらいた優しい瞬間。だから、今、ここからはじめましょうね。