自分の感性を信じてみる
自分の感覚は、あなたの道の道しるべです
本を読むとき、「ここまで読んだから、次はここからね」など、自分が必要とする本などのページを忘れない為に、「栞」というものを私達は使いますね。
今は「栞」を使う人は少ないかもしれませんね。
でも、紙媒体の本が大好きな私は、特にコレクションしていた訳ではないのですが、いつのまにかステキな栞がたくさん手元に集まっていて、よく使わせて頂いています。
ある時、ちょっとしたきっかけがありまして、「栞」という言葉の字を調べていた所、そもそもこれは本に挟むものというよりも、昔は少し違ったそうですね。
例えば、深い森や山の中で、道なき道をゆく時に、深い山ですと道を見失い 迷子になり遭難してしまいますから、
そうならないよう、先に歩いた人が、次にくる方々が迷わないよう、枝を折ったり、枝にリボンを結んだりして、
こちらですよ、この道ですよと、道を告げる「しるし」を枝につけた、それが、栞の始まりだそうです。
今年、私は奈良の深い山の中の巡礼道を行く機会があり、祈りの為に深い山に分けいったのですが、その山をお守りなさる方が、まっすぐ行けば大丈夫ですよといわれたものの、どの方向にまっすぐなのかがわからないような道だったので、一瞬戸惑うという事がありました。
しかし、ふと気づくと、木に点々と、雨風にさらされながらずっとそこにいてくれたような、ボロボロになった赤いリボンが結ばれていて、その、点々と続くしるしに、私は自分の進むべく道を知りました。
深い山の中、ゆくべき道をしるしてくれているもの、ああこれが 栞なんだと、実感しました。
心細い中で、なんという安心感だった事でしょう。
道はちゃんと示されていました。
実は私達にも、一人一人が皆、魂が導いてくれる、この内なる「栞」をもっているのです。
それは、感覚(フィーリング)です。内なるあたたかい感覚です。
それは、あなたの道を告げる為に人生に置かれている道しるべなのですね。
360度、どちらが自分の道なのか、何を選べばいいのか、どこへ進めばいいのか、まったくわからないと戸惑うのがまた人生です。
でも、本当はあなたの道を告げるしるしが、あなたの人生には現れています。
それに注意をはらって、そのしるしをたどってみましょう。
あたたかくて幸せな感覚~フィーリングと直感は、あなたの魂の栞です
私の友人が、イベントに参加してくれて、聖母の宇宙にふれ、聖母の創造原理(五感ヘブン)を知りました。すべては波動であること、魂を表現できる優しい生き方を望み、自分を変えるべく、小さなチャレンジを繰り返してくれていると、私に教えてくれました。
とても楽しい彼女は、大好きな友人で、会うと笑いがたえません。心の美しい人です。
この友人が、ユーモアたっぷりにこんなわかちあいをしてくれたのです。
五感ヘブンにとりくみ始めて、気づいた事があると。
聖母の創造原理・五感ヘブンについてお知りになりたい方はこちらへ
彼女はいつも、クリームタイプの牛乳石鹸をよく使っていたのだそうです。安価なよく見かけるタイプの青い箱の牛乳石鹸。
だけど、肌にとって極上の気持ちいい石鹸を使ってあげたいと思っていたら、いつも使っているものより少しだけ高価で保湿成分が高いステキな石鹸があって、たくさんの人が「しっとりする」「肌がうるおう」など最高!と評価されている石鹸があるという情報が入ってきて、
「あ、いいな」と、その石鹸を購入して、いそいそと使ってみたけど、
あれだけたくさんの人がいい、すごい、素晴らしいといっていて、よいはずなのに、自分は・・。
「うーん、悪くはないんだけど・・特にすごくいいという感じもないかしら・・。」という感じだったそうです。
悪くはないけど、(失礼ながら)そこそこ気持ちはいいんだけど、すごくすごく気持ちいいとか、またぜひ使いたいとか、そんな情熱を感じる訳でもない。
それでまた、いつもの牛乳石鹸使ったら、とっても気持ちよくてよくて
「う~んこれこれ♪」という感じだったそう。
「あーやっぱりこれ!気持ちいい。すごく好き!と感じたの」と。
私は大きく頷いて、うんうんそれそれ!と。
その感覚が魂のナビゲーションです。
あなたの為に道をしるしている、栞なんです。
たくさんの人がいいといっていても、ぜんぜんダメといっていても、本当は自分に関係がありません。
自分の魂のエキスパートは、自分の感覚だからです。
魂が必要としている事はみんな違います。
だから、例えば最近は本や映画を見る時に、他の人のレビューの良し悪しを見て買う、行くを決めるという事があるそうですが、それはもったいないですね。
今、自分の魂が必要としている事は全員が違っていて、今自分に必要なものを知っているのは自分の感覚だからです。
本一冊にしても、レビューが悪くて「だめ」という評価がたくさんついていた本だとしても、
惹かれるとしたら、それはもしや、多くの人には必要ない情報かもしれないけれど、あなたの魂にとっては、それを読む必要があって、その情報が、今ドンぴしゃりという事もありますし、その本の中のたった数行かもしれないけれど、今、このタイミングで自分が出会うべく言葉があり、その出会いですべての苦しみが溶け、人生が拓けることもあります。
それを告げる栞が、あなたの感覚です。
その絶好のチャンスが来ている事を、レビューの中の大勢の声は、あなたの為に感知はしていません。
だから、あなたの感覚を信じてあげたいですね。
あなたの為の光の在りかを感知してるのは、読みたい、気持ちよさそう、なんか惹かれると感じるあなたの内なる感覚だけなのです。
その感覚が、道しるべなのです。
あなたの道を告げています。
皆がいいという石鹸。
けっして悪くないけど、すごいときめく訳でもなく、うーんときめかないけど悪い訳じゃないから、まあいいか」と、流されると、自分の波動を見失ってしまうのです。
皆がいいと言ってるから、評判いいからというのが動機ですと、山の中であなたのゴールじゃない方に歩いていく大勢の人についていくようなものなのです。
だけど、私の友人のように、やってみて、肌で感じてみて「ああやっぱりこれこれ!」と、
自分が気持ちいいな、好きだなあと感じている、自分のフィーリングに気づけることは宝物で、
例えば石鹸を選んだだけで、人生が変わる訳ないと私たちは思うでしょう。
でも、この小さな違いを感じとる心が、大きな違いを生む時代が来ているのです。
これは、石鹸を通して
波動を選んでいるんですね。
自分の魂の波動がある方、自分の光がある方にと。
あ、こっちが好きだなを選ぶ時、
自分の感覚を選ぶ。
それは魂の道しるべを見つけた時、で、それを重ねていくと、やがてときめいた小さな点と点が結ばれて、線になり、
気づいたら、あなたの道がみえてくるのです。
その喜びをたどってゆくと、あなたの魂が表現したい幸福な場所が人生で展開する場所へ、あなたは存在する事になるでしょう。