楽園からの手紙~2018(9)ヘイアウでの祈り
森林浴の後、
私達はガイドさんの導きのもと、
深い深い山の中へと入ってゆきました。
目的は、古代ハワイアンの方々が聖なる祈りを捧げていたあるヘイアウ(聖所)にて、祈りを捧げさせて頂く為です。
私は気をただし、神性意識にまで気を高め、
山を登っていきました。
自然界をわけいると、
その聖なる場所はありました。
たちこめる霊妙な気。
びりっと張りつめていながらも、
祈りをもつ人を拒まない、優しい聖所でした。
つみあげられた石と岩と、自然以外何もない聖所。
でも、でも、
そこには、万物を生み出す すべてへの豊かなつながりがあります。
見た目には何もない、
でも、なんて満たされる、
すべてがある場所なのかしら、私はそんな事を感じながら、
自分の霊性が満たされていくのを、感じたのです。
私は心を鎮め、身を清めて、
ヘイアウの入り口にてかしずいて、岩に手をあて、
神聖な場所に入らせて頂く許しを願いました。
名前を申し上げ、入らせて頂きたい理由をお伝えいたします。
そして聖なる場所に入らせて頂くにあたり、靴をぬいで、裸足になりました。
足の裏で、聖なる母の地球を感じて、祈り場へ入り、祈ります。
足の裏に伝わる草の優しさと、土のあたたかみに、私は母なる大地を感じました。
だから、私につながるすべての方々の代表で、神に感謝を捧げます。
~今、この大切な時期、
地球にとっても次元上昇という稀有なタイミングに、肉体をもって生かさせて頂いていること・・。
この時期、この時代。
偉大な事が為される時代に、
この身を置かせて頂ける今を、
地球というおかあさんに、感謝します。~
祈りの目的は感謝だけ。
静かに風がふきぬけました。
くりかえし
くりかえし
風が、大地が、山にたちこめる美しい霧が、石が、岩が、
語りかけていました。
「あなたの魂の位置につきなさい。
自分の魂の場所に還りなさい。」
誰もが、本当の自分に戻る時なのですね。
静寂の中には、雄弁で明確な声があると、私は思いました。
心で聞こうとすれば、それは聞こえる。
今、地球のすべてが、私達を助けようと息づいているけれど、
本当の自分ではない場所で、生きている私達は、自分のいのちの本当と和さなくなっていますから、
地球とも、自然とも和していない。
でも、私が私自身と調和すれば、
自然の波と私達の波も調和する。
忘れてはならない大切な優しさが、ここにありますね。
自分の個の願望ではなく、
ワンネスの祈りを奏でると、
ヘイアウの精霊も、ハワイの自然界の精霊たちも、共に祈ってくれました。
なんてぜいたくで、優しい祈りだろう。
それほど長くはありませんでしたが、美しい霊的なつながりに私は感動していました。
帰りに自然の道を歩いて、車まで戻る時に、ふと、
「あ!この葉っぱ!」と気づきました。
森林浴で、私に霊的な接触をしてくださった不思議な老女の精霊が、持っておられた葉っぱと同じ葉っぱを見つけたのです。
私はガイドさんを呼び止めて、
この葉っぱはなんという名前ですか?ハワイの人には何か意味のある葉っぱですか?とお聞きすると、
その葉の名前は「ティーリーフ」という葉っぱで、古代から祭祀に使用されている神聖な葉なのだと、教えて下さいました。
私はしみじみ、この霊的な出会いとメッセージに感謝しました。
こちらが、その時見つけたティーリーフです。