聖母と本当に出逢う時 (2)

聖母と本当の意味で出逢うと

私達の生き方は、存在の芯から変わります。

変わりたくて仕方なくなります。

愛の意味、優しさのパワー、

「あたたかい心」の本当の姿が、

頭ではなく、霊 ( スピリット) に共振してしまうからです。

自分は、大した存在じゃない、

私は愛されるような存在じゃない、

私には何もない

そう信じてきて、

自分はダメダメだと、「ダメ」から自分を見ていたのに、

彼方からくる優しさが、

他の誰でもない

自分宛にまっすぐ届いていて、

あたたかく包まれているのを感じ、

その母なる愛は、

例えば自分が

「怒りもあるし、自信はないし、

昨日も◯◯ちゃんにいじわるな事を言っちゃったし、

かつて母親との確執も解消していない。

だから、心の中は荒れていて文句ばかり。

不安ばかり。

とても愛にあふれてるなんて言えないから、私はダメ。

だから、見られたくない。

私はきっと悪い魂なんだ」

そう、自分が信じていても、

聖母宇宙が見ているのは、

その人の本質 (エッセンス)ですから、

その人の存在の「核」は、聖母から分かれてきた あたたかい愛の炎だと知っているのです。

今は不安のカルマに覆われていて、

世間の波にもまれていて、

強い波動の自分じゃないものに巻かれていたから、

見失っていた私達のエッセンスを、

聖母はいつも信じてくれて、

あなたが何者であるかに、ひたすら愛を届けてくれるのです。

これは、信じる、信じない、に関わらず、すべての人に届いている大生命の優しさです。

信じていたら、優しさが降り注いで、

信じていないなら、降り注がない、訳ではありません。

自然界の雨が、すべての人に降り注ぎ潤すように、

太陽はすべての人を明るく照らして下さるように、

創造の母性は、すべての人に優しさを注ぐのです。

ただ、機が満ちて

タイミングがやってくると、

あたたかい愛が 心にふれてきて、それまで届き続けていた それが、何であったのかが、

強烈な感動と共に、心にしみてくる事があるのです。

自分のエッセンスに、

素直になれた時、私達は愛を感じ、

愛を知ります。

小さな赤ちゃんの、小さな手に

ぎゅっと指を握られたら、

何故、感動するのでしょう。

泣きたくなるのでしょう。

それはきっと、

自分の中にもある、長いこと忘れていた「無垢なエネルギー」と、

「生きようとするパワー」を、いのちが、思い出すからでしょうね。

どうして、小さなかわいい子猫が、

雨に打たれていたら、心配で心配で振り返ってしまうんだろう。

胸が痛むんだろう。

寒がって震えていたら、

どうして両手で包んでしまうんだろう。

胸にひきよせて、あたためてあげたくなるんだろう。

理由なんて、その時は考えたりしませんね。

そうしてしまう。

そうしたくなってしまう。

手が思わず動いてしまう。

私達にそうさせてしまうものが、

内なる聖母意識です。

私達は知っているのです。

愛することを。

いのちの幸せを祈り、慈しむことの幸せを。

自分のいのちは、

宇宙の創造主というマスターキャンドルから、一人一人の胸のキャンドルに分けていただいた炎が、

「わたし」「わたし達」だという事を。

私達は、創造主の母性の炎から分かれてきた炎。

元は同じ炎なのです。

その炎はまだ消えていないと知る、

それが、機～タイミングで、

聖母と本当に出逢う時であり、

どんなに文句ばかり言ってきた人生でも、

裏切りばかりでも、

憎しみに焼かれてきた人生でも、

力ない自分を蔑んできていても、

その奥に輝いている本当の自分はまだ、消えてなどいなかったと知る瞬間。

綺麗なまま、

澄みきったまま、

愛にあふれたまま、

優しいままで、

そこにいてくれた。

輝いていてくれた。

その本当の自分に、

出逢う時なのです。

聖母との出逢い

それは 本当の自分との出逢いです、

誰でもうっとりするくらいの愛を持ち、

優しいあなたが、奥に輝いています。

その自分にふれると、人は涙で応答します。

幸せでたまらなくなるから。