ゆるしの一滴
誰かをゆるすのではなく、誰かの中に投影している かつての自分をゆるすのです。
私達は、悩み、苦しみが深くなると自分ではどうしようもできないと思ってきました。
自分ではもう、どうしようもできないと、自分には力がないから、救われないのだと信じてきました。
ああもうダメだと落ち込み、いくらまわりが大丈夫と言ってくれても、とてもそうは思えない。
大丈夫だとは、思えないのです。
これがカルマさんです。
あなたの光を遮る雲なんです。
この、光を遮る雲がある間は、自分を信じてあげることができません。
自分を信じる代わりに、「自分という存在は信じられない、力がない」という事を信じているのです。「私はもうダメだ、自分の力ではぬけだせない」ということを、信じているのです。
何を信じるか、これによってあなたの中に動き出すエネルギーが変わるのです。
思えない、できない、やれない、こわい、無理だと思う・・。
これは、自分の中のその「信じられない気」を、あなた自身が掴んでしまっているんです。
実はあなた自身が掴んでいます。
あなた自身が握っています。
「できない気」を「やれない気」を握っています。
自分は信じられないという事を、信じているのです。
それは、自分の力を使わないことを選択してしまっているんですね。
それは、その苦しみから、自分は動くつもりはないと、動かない選択を実はしてしまっています。
自分の力がないのではなくて、実は自分の気を使わない、という選択をしてしまっているだけなんです。
でも、宇宙から届くやさしい「大丈夫」は、まず、そのことに気づくことから、新しい美しいエネルギーが回り始めます。
エゴをほどくといい、と聖母がよく教えて下さるのは、この「気づき」のことなんです。
お人に腹をたて、状況に怒り、外に問題を作り出して、それのせいにし続けることで、魂を眠らせ、力を使わない選択をしてしまいます。
でも、この苦しみにいやだいやだと抵抗するのではなく、こういう時は、ただそれを引き受けてみましょう。
引き受けた時、あなた自身のエネルギーは変わるのです。
引き受けた時、あなたは自分の持つ内なる力を使い始めるのです。
だから、あなたはよりやさしくなり始めます。
ただ、ただ、やさしさが湧いてくる・・。
あたたかい愛が、
ゆるしが湧いてくる。
自分をクリスタルセルフ(水晶のように透明で気持ちいい自分)に、戻せるのです。
自分がだめでも、できなくても、苦しくても、それを否定しないで、やわらかい心で頷き、受けとめてあげると、
黙っていても、やさしい気持ちとあたたかい愛は自然に溢れだしてきます。
自分をゆるす。
それこそが、新しい時代の光の鍵なんですね。