決心と決意と素直さと
「心を決める」には、それを可能にする内なる場所があります。決めたらあとは素直になるだけです。
何かを「私は決めました」と「心に決める」パワー。
これは、エネルギーを動かす上でとても大切な事です。
まず、決めなければ 何も始まらないのです。
人生を創造する為には、まず心を決める事。
それにより、宇宙から、あなたの望みを援助しようと、光(エネルギー)が流れてくるのです。
しかし、決めてもその情熱がキープできないという方もおられるでしょう。
決めたけど、状況に流されてしまう、決めたことを忘れてしまう・・。
それには、コツがあるのです。
私達の心は、私達が思っているよりずっとずっと広いのです。
自分の心がせまいと感じるのは、本来は広いあなたの心の一部に、思い込みという枠を自らこしらえて、その枠内のみが自分だと錯覚しているからなのです。
でも、本当は私達の心は宇宙大に広いすがすがしいものです。
私達が「心に決める」時は、その広い自分の心の「どこから」「どの心の次元から」「どの意識の領域から」決めるかがとても大切になります。
以前、聖母意識がこんな事を私に教えてくれた事があります。
それは「決心」と「決意」の違いについてでした。
似ているようで、この2つは違うもので、心の中でエネルギーが動く場所がちがうので、受け取り展開する現実が違ってくるのですよ と教えてくださいました。
「決心」は、心で決めますが、
心というのはほとんど感情に支配されている事が多く、変わりやすいものです。心はゆれ動くもの、気分によって変わるのです。
例えば、明日から「自分を愛する為に一時間早く起きて、自分の時間をとろう」と決心しても、
翌朝目覚まし時計がなっても眠くてたまらないと、もはや早起きなんてどうでもよくなってしまう。もう、いいやと、自分の感情に流されます。
気分によって変わるんです。
或いは、会社の上司の方があたたかい方で、自分によくしてくれる方だったとして「だから、この方を信じよう、何があってもついていこう」と決めたとします。
でも、その後上司の方が機嫌が悪くなって、人が変わったように 日々自分にきつくあたるようになったり、その人が不祥事を起こしたりすると、とたんに手のひらをかえしたように、心は変わる場合があります。「ついていけない」「信じられない」と、決心したのに心は変わってゆきます。
感情や条件によって変わりやすい、それが「決心」です。
心は感情で動きやすいので、ころころ変わるのです。
ですから、決心しても、その決心した場所が感情や条件がベースになっていますから、安定せず、その決心がうまくいくのは、その条件があう時だけなのです。
つまり、上司の方がこちらに優しい時だけ、相手を信じられる、ついていこうとします。
しかし相手の状況が変わり、その人の状況が変わると、あなたの決心も揺らいでゆきます。
変わってしまうものは、あなたにとって移ろうものです。
そこにグランディングしていると、グラグラ動くので、決心しても、「できない」「まただめだった」「またできなかった」という状況をくりかえします。
それをくりかえす内に、だんだん自分を信頼できなくなってしまいますね。
しかし決意は、「魂の中の自分との約束」から出てくるのです。
生まれる前に「こうしたい」「こんな自分になりたい」と自分と交わした魂の約束から生まれてくるもの、それが決意です。
ゆれうごく感情から出てきたものではなくて、
あなたの内なる神性から出てきたものなのです。
つまり決意とは、状況や周りの人の態度に依存していないので、ゆらがないものです。
何年たっても変わることのない情熱こそが、決意です。
これをしよう、これを信じよう、
決意すると、相手ではなく、それは自分との約束となります。
だから、信じた相手が例え人生につまずいても、その人の言動に関わらず「信じ続ける事ができます。」自分がそうしたい、自分が人を信じられたら嬉しい、気持ちいいからそうします。
うまくいってもうまくいかなくても、やり続けます。
相手が優しくても、優しくなくても変わらず信じ続けます。
常にそこにあるのは、
「自分との約束」です。
ですから、大事な決意をする時は、
うまくいっても、いかなくても、
皆に認められても、認められなくても
そうしたいとハートがいうかどうか。
それでも、そうしたいと願うなら
それは「決意」であり、
揺らがないので、やがてそれは達成されるでしょう。
決意したら、
あとは素直になればいいだけです。
あなたの決意から、生まれたエネルギーが、あなたを運んでくれるでしょう。