そこに身を置くということ
感覚の扉をひらくこと
少し前に、ある調べものをしていて、偶然目に飛び込んできてくれた美しい風景がありました。
その風景は、トーンと私の胸の奥に静かな波紋を広げました。
なんて、やすらぎのある風景!
瞑想している時のあの静けさが、
深く自分が中心に鎮まっていくようで、なんとも心惹かれました。
東京からは旅行して行かなければならない 遠い場所なのかなと思ったら、時間さえあれば すぐ行ける場所にある清澄庭園という庭園だとわかりました。
そこには、写真でみたままの美しい風景がありました。
ただ、写真でみた時は、目だけだけれど、
その場に体を置いてみると、
五感全部で、その世界が体感されます。
写真だけではわからない、このくらいの広さだったんだと、数字ではなく 肌で空間を認識し、
靴越しであっても、足の裏が、砂や石を感じます。
その場ならではの緑の香り、水辺の香り、植物たちの香り。
写真では見つけられなかったのに、その場に足を運んでみたら、鯉さんも亀さんもいます。
そして、立派な庭石が私の目とオーラを洗ってくれました。
お子さん連れのご家族様や、ゆっくり散歩するおじいちゃんおばあちゃんや、若いカップルなど、
様々な お人とすれ違います。
だから、いろんな声や音が耳に入ります。
わりと賑やかなその日の庭園。
だけど、賑わう人にすれ違い様会釈をしつつ、振り返れば雄大な大泉水の池があり、
大泉水は、人々の賑わいには揺らされずに、雄大で静寂を讃えてそこにあります。
静と動が際立っています。
このコントラストも、そこに身を置かなければ体感できない事でした。
廻りは普通の人々の日常があるのに、大泉水は微塵もゆらがず静かで、まるで瞑想している時のような瞑想風景・・。
庭園が見える位置に座って、美しい景色の名残を楽しみながら、お抹茶などを口に含みつつ、
私は天に感謝しました。
一口のお抹茶が、凛とした雅な響きを、私の胸に広げてくれます。
足を運び、身を置く事から
「 動き出す響きがある・・。」
写真だけでは、わからなかった。
たくさんの優しさと美しさが、
ハートに向かってたくさんの事を感じさせてくれました。
気になって、心惹かれる場所には、あなたの波動をあげてくれるエネルギーが溢れています。
気づきがそこにあります。
ハートへの滋養があります。
あなたが心惹かれながら、まだ行っていない場所で、もし足を伸ばせば行ける場所があるならば、
ぜひ、そこへ身をおいてみてください。
五感から、たくさんのエネルギーを頂けるでしょう。
あなたが心惹かれる場所は どこですか?