バランスをとること
聖なる母性より愛をこめて
【あなたへのメッセージ】
幸福に向かう為には、あなたがあなた自身をわかってあげること、あなたの中心が見えていることが大切です。
「自分を知っていること」
それは、何をするにも 大切なこと。
例えば、悩んでいたり、なんだかすっきりしないとか、現実が固まって 少しも動かないような時は、
「もう、どうすればいいかわからない」
「動けない」と、私たちは言ってしまう時があります。
そんなふうに、どう動けばいいか もはや わからないような時、
何が原因でそうなっているかが わからない時には、確かに動けないかもしれませんね。
自分が、見えていないから、何が原因でそうなっているかがわからないからです。
それは、自分の中心軸がみえていない時なのですね。
私たちは、肉体をもっていますからどうしても「考え方」がかたよりやすいからです。
魂やエネルギーは、あらゆるものとつながっているけれど、
体は、他と分離している・・。
だから、無意識のままですと大抵は、自分の皮膚から内側の意識しか使っておらず、
皮膚から外に見えるもの、体験するものも、自分の一部だとは感じられてはいないでしょう。
魂意識ではなく、肉体意識で動いていると、私たちは考え方、ものの見方が「かたよりやすい」と大切に受け止めてあげましょう。
お人と接する時も、私たちは自分の側から感じる「気持ち」や「経験」でしか、動いていない事が多いのです。
でも、この世界には、同じ時 同じ経験を共有している誰かがいれば、
あなたの立場側からの気持ちだけでなく、相手のお立場と相手の気持ちもある訳ですね。
「こんなにやってあげたのに、感謝もない。ひどい人」と、感じている人がいたとして、自分の立場からはそう見えるけれど、
相手の人からみたら、とてもありがたいけれど、かえって困るという事もあるかもしれませんね。
自分の見え方、感じ方がある。
同時に相手の見え方、感じ方がある。
その二つの両極がつながる時、
より広がった自分が見え、あたたかい思いやりが育ち、
愛が広がってゆくのです。
より拡大した【自分】へ
では、自分を知り、自分の中心軸がみえる為にはどうすればいいでしょうか?
動けない時は、エネルギーがかたよっている事に気づき、バランスをとりましょう
現実がどうにも動かなくなって、止まっていて、それが苦しいなら、あなたの普段使っているエネルギーの逆を楽しんでみてください。
例えば、「静」と「動」にあえて分けてみた時に、
あなたの日常は、どちらが多いといえますか?
「最近忙しくて、そういえばバタバタして慌ただしかったな」とか
外出して遊びまわってばかりいたな、など動いている「動」が多い人は、日常に「静」をとりいれてみます。
静かに瞑想したり、
半身浴してゆるめたり、ゆっくり読書したり、
ひたすら、ボーッとしたりしてみます。
そうすると、かえって おちつかなかったり なぜかゆっくりする事に罪悪感が出たりして、あちこち動いてないと、不安だったという自分に気づいたりします。
その「罪悪感」が、自分を中心からぶれさせていたのですね。
また、日頃はインドア派で、家にいてばかり、誰とも会っていないし、動いていないなと気づいたら、
逆の「動」のエネルギーに、自分を向けてあげましょう。
外にでて、動いてみます。
習い事をしたり、お人に会いにいったり、スポーツしたり・・。
そうすると、人と関わることで疲れる自分に気づいたりします。
その疲れる理由が、自分を中心からぶれさせていたと気づきます。
反対のエネルギーを体験すると、それまでかくれていた、自分を止めていたもの、ぶれさせていたものが、見えてくるのです。
だから、バランスがとれ始めます。
やりたいと思いつつ、まだやっていない事を、すぐ動いて行動を起こしてゆきます。
自分が、慣れていない方のエネルギーへと、自分を向けてあげます。
幹事をやった事がなくて、いつも連絡を待つ専門の方は、あえて幹事を引き受けてみます。
日頃、連絡を待ち、「遅いな~連絡」とついつい漏れていた一声が実際、逆の立場にまわってみると、
自分から思いやりが溢れてくる事に、気づくでしょう。
待つだけの時は、自分とその幹事役の方との一対一だけど、
幹事の人の立場に立つと、一対十かも知れず・・。
一人の意見を大事にすれば、もう一人が真逆な意見をいってきたりします。
その立場を味わうと、ここ嫌、あそこ嫌といえなくなり、思いやりや和して楽しもうとする、協力・調和が生まれたりするでしょう。
好きなことをすることはもちろんですが、
あえて、気がのらない、得意ではない事を楽しんでみましょう。
うまい、下手は関係がありません。
やってみることが大切なんです。「静」と「動」或いは、自分の今の立場の反対側に立ってみます。
そのエネルギーの違いを感じさせてあげることが大切なんです。どうしても、得意なエネルギーに かたよりがちな私たちだからです。
バランスをとること。
今、日常で親しんでいるエネルギーとは、逆のエネルギーに自分を浸してあげると、
自分に対する「気づき」が訪れます。
反対側を味わい、そのエネルギーを感じてあげると、
自分の動かしていないエネルギーが見えてくるのです。
足りないものがみえてきて、
自分を知るのです。
そのまだ知らなかった、もう1つの自分の側面を知り、味わい、バランスがとれると
あなたのオーラが拡大し、
人生がまたひとつ、広がります。
人生が苦しみや不満で固まったら、
今ある自分の逆側の体験をし、バランスを、とりましょう。
新たなステージが、始まりますよ。