宇宙時代の自分の愛し方(3)
波動のチャンネルは、本当は選べるのです。自分自身を大切に扱うこと。
ある時、その頃ちょうど知りたかった内容がテレビ番組で、特集されていたので、私はそれを見ていました。
そして、番組は終わりましたが、少し、考えさせられる内容だったので、番組が終わったあとも私は、あれこれそのまま考え事をしながら、何気なくテレビを見ていました。
テレビでは、すでに次の番組が始まっていました。
私は視線だけは画面を見ているものの、考え事をしていたので、、実際には番組はみておらずその番組を ただ流して見ていました。
その時、心のあたたかい所に ふわりと、聖母意識の言葉が灯りました。
「あなたは この番組に今、ひかれていらっしゃるのですか?見たいと感じて、見ておられるのですか?
見ていて、おもしろい、楽しいと感じておられるのですか?」
「え!」
ハッとしました。
私がひかれて見たかったものは、ひとつ前の番組でしたので、その後に放送されていたものは、なんとなく、そうなっていたただけで、特に興味があった訳ではありませんでした。
その時やっていたのは、楽しそうなバラエティ番組でした。
皆笑ってて、楽しそうだけど、「ひかれてるか」と問われれば、特にひかれている訳ではなかったし、「嫌いではないけど、好きな訳でもない。」
でも激しく苦になる訳ではなかったから、特に深く考えずに、そのままになっていたのです。
「気づき」を促す、あたたかい声は、続きました。
「あなたの五感は、エネルギーを響かせる入り口です。
もし今選んでいる波動が、あなたの胸をあたたかくしないなら、
あなたは別な波動を選び直し、
波動を変えられる力を持っているのですよ。」
「今この瞬間もそうなのですよ。
もし今見ているものが、
あなたを幸せにしていないのなら、あなたは別なチャンネルを、選び直すことができます。
今感じてるもの以外に、別なチャンネルがあるという可能性に心を開きましょう。
もし、どの番組にもひかれないなら、
じゃあテレビじゃなくて、例えば よい音楽を聞こうかな?胸あたたまるDVDでもみようかな?
と、別な波動を湧かせる選択を、あなたは自分の為に選ぶことができるのです。
自分を居心地のよい状態、波動で、包むことを、忘れないであげてください。
今、自分から、どんな波動が出ているかに、いつも気がついてあげて、あなた自身を、大切に扱ってあげるのですよ。
今感じている「この波動」が、あなたの一歩先の次の未来を創り、あなたが体験する現実のベースとなるのですから。」
本当だと思いました。
波動を選ぶことは、創造の始まりです。
自らの力で、波動は、変えられるはずなのに、それに気づいていない私がいました。
テレビをみながら、私が感じていたのは、「苦にはならないけど、ひかれる訳ではない。どちらかというと退屈な波長」でした。
本当に、はっとしたのは、その波長は、その頃の私が、自分の現実でも感じていたものだったのです。
つまり その時の私が現実で体験していたのも、
「苦にはならないけど、ひかれる訳ではない。退屈な状態。夢中になれるものがわからない。」と、よく見たら、ときめきが消えていた現実だったのです。
無意識に、この「何も起こらない、自分の幸せがわかない、大切なものがぼやけた波動」を私が選んでいたんだ、と気づきました。
激しい苦痛ではないから、自分のときめきがない日々を、こんなものだと納得してしまうのですよね。
私は、一歩先の未来を「苦にはならないけど、つまらない」この波動を、継続したまま行きたい?それともどうしたい?
私は、幸せを感じたい。わくわくと人生にときめいていたい。一日の中でいつも、自分の為にエネルギーにふれている充実感を感じていたい。
じゃあ、私の胸に五感から、すてきな波動、幸せな感覚を響かせてみよう。
私はテレビを消して、ほっとする気分になる音楽を静かにかけ始め、くつろいで、「耳」を通して、ハートをひらき始めました。
自分の為にかけ始めた その音楽を、耳以上に、ハートで味わい 聴いてみました。
しだいに、私の中にほっこりした幸せな波がわき上がり始めます。
「ああ、いい時間」と、しみじみと、幸せがわいてきます。
私が、私をちゃんと感じてあげられる。
自分を居心地のよい波動で包んであげようとする事は、いのちが喜ぶのでしょうね。
不思議な充実感が、中心からわいてきて、私は幸せな気持ちになりました。
特にひかれていない、退屈な感覚から、
「ああいい時間」としみじみ幸せが湧く状態へ、
私の波動は切り替わったのです。
それ以降、私は自分の感覚を、大切に幸せを味わい、波動を意識的に選ぶことを、改めて 大切にし始めました。
自分が何気なく感じてる心の内と、次に体験する現実は確かにリンクしていました。
何故なら、そのあと、私の日常から退屈や「なにもおきてない」感覚が消えたからです。
わくわくするハートが甦り、不思議なことに、わくわくする情報が 私のもとに飛び込んでくるような感じで、
楽しそう、おもしろそう、すごく素敵!と、いう出来事や情報を引き寄せるようになっていたからです。
だから、私は惰性で時間をすごさないで、どの瞬間にも選べる小さな幸せに心をひらくようになりました。
時間を、瞬間を愛して、心地いい波動にハートをひらいて、「小さな天国の瞬間」を、五感で、くりかえすようになりました。
疲れたなあと感じたら、その疲れを無視しないで、休んであげて、自分をいたわってあげる。ほっとする。
いつもと変わらない道をいく、その時、いつもと違うその日のお天気をハートで味わったりして、風が気持ちいいな、風の音がいい気持ちだな、雨もまたいいな。と、
桜が咲いた時期には、桜を見上げて、
見事な桜の色彩や、空気の香りをハートで受け取り
目を幸せに、鼻を幸せに、耳を幸せに、素肌感覚を 幸せにして
いつも、五感のどこかから天国波動を注ぎました。
みるみる、私の波動は、さらに宇宙意識と、深い同調をするようになり、
あらゆるタイミングがあい始め、すべてがまわり始めていったのです。
すべてのものは、波動なのです。
ものも、人も、経験も、すべては、波動で、波動をうんと細かくしていけば、物質でさえ もとは「宇宙エネルギー」でできています。
宇宙の中に満ちて、宇宙を構成している波動のひとつが、音になり、音楽になり、香りになり、味になり、感覚となります。
あなたを心地よくするものに、心をひらいてみてください。
あなたは波動を選べるのです。