安曇野記(4)~影から光へ
まだ越えていない意識を癒す時
時代は今、次元上昇の局面で、地球人が越えようとしている二極化という「分離体験」の魂の授業を、どう修めるか・・。
ここにスポットライトがあたります。
地球人全体の光の授業の真最中ですね。
二極化から、「ひとつ~ワンネス」に戻るまでの授業ですから、
表面化し、私達が直面する現実には、「光」と「影」の明暗のコントラストが、色濃くでてきます。
この、明暗が別れる命題は、時代の変わり目には必ず表に表出します。
例えば、光と闇の闘い、天使と悪魔の闘い、ヒーローと悪役の闘い、光と影などのテーマが様々な場所に、表出します。
地球規模でも、このテーマは、社会問題から、ドラマや小説のモチーフから、自分の自己実現まで、あらゆる場所に表出していますが、「個」としての、皆様の日常のご体験にも、きっと現れていらっしゃるかもしれません。
「誰が正解で、誰が間違っているのか」という問題意識や
(たいていは、自分が正しいと思ってしまいます。)
被害者、加害者問題や、
問題に見える人、もの、それを裁きたくなる意識など。
善悪、光と影、正解、不正解、勝ち負け等
時代の変わり目には、よくこのテーマがエンターテイメントのモチーフにも映りやすいので、光と影の闘いをテーマにした映画なども、これまで多く見かけてきましたね。
けれど、分離が、統合に向かう今、闘って闇を倒すというヒーロー意識は、カッコいいように見えて、実はこの次元上昇の 光の授業では、もう卒業していかなければならない、古い地球意識なのです。
何故なら、ヒーローの心の中にまだ、「敵をつくる」意識があり、その人はまだ、分離意識を越えられていないので、まだまだ旧・地球意識を使用しています。
だから、闘わなければならない現実を創り出して行きます。
ヒーローのいる所に、そのヒーロー意識を刺激する為に、敵は悪さしにやってくるし、
名探偵のいる場所に、事件が引き寄せられてくる(笑)
その意識を、越えていないから、現れるのです。
ですから、力を見せつけて、力を証明しないとならないんですよね。
闘い続けなくてはならない。
でも、忘れないでいたいのは、時代の潮流には流れがあり、
私達は愛の時代に向かっていて、地球人は愛に向かって進化しているのです。
私達は、愛に向かっているのです。
内なる声に耳を傾けましょう。
包み込める調和
穂高へと向かうとき、まずは東京から松本に入り、それから穂高へ移動しましたが、
そのブロセスの間中、起こること、気づくこと、わきあがることは、
すべて、意味があるはずなので、私は注意深く、自分の心の内側にアンテナを伸ばしていました。
でも、この時、わたしの胸には、大切な祈りがこみあげてきていました。
このような魂のお招き時は、宇宙意識が、伝えたいことが、私の体験として、現れることが多いからです。
まず、私は穂高神社の神さまにご挨拶にあがりました。
夢をみて、すぐに動いてみて、その時に「穂高」の導きに集中していました。
何を見てくればいいか、
松本はそぼくで、あたたかい佇まいで、凛とした美しい山々に囲まれています。
海の街で育った私は、それだけでも新鮮です。
景色を堪能していたその時、ふと おなかの底に何かを感じました。
ぎゅんぎゅんと、肚の底から何かが上がってくる不思議な感覚を感じたのです。
押さえがたい、不思議な感覚。
それは、さみしさ、悲しみ、憤り、そして、我慢した気持ち、言えなかった気持ちなど、
私達人類が、今日までの歴史の中で、繰り返し抑圧してきた「感情エネルギー」が、現れては消え、現れては消え、お腹の底からわき上がっては、また消えてを、繰り返してゆきました。
潜在意識にあった、たくさんの「我慢」が抑えきれずに、あふれだす感じ。
ああ、今はこのように、ちぎった規模で、「抑圧された感情エネルギー」が、爆発的にふきだす時なのだと、改めて体感した、松本、穂高でした。
この時、こんなことがありました。
穂高へ入り、私は「道祖神」について知りたくて、地元の方にお聞きしたのです。
ご親切にお答え下さったのですが、その時、「あれ?」と思いましたのが、質問の答えのお声が 小さくて聞こえずらく数回お聞き直しをさせて頂かなければなりませんでした。
とても、か細いお声の女性でした。
そして、その日の夜、宿泊したホテルでお食事を頂いていると、ホテルの方が、明日の朝食のインフォメーションにいらしてくださいました。
すると、なんと。
そこでも、声のとても小さい方で、何度か聞き返すことになりました。
「聞く必要のあることが、小さくて聞こえない。」
【大切な旅】このように、コミットメントが、明確な旅では、このようなささやかな経験さえもが、重要なメッセージになることが多いのです。
「聞きたい答えがよく聞こえない。」
必要なのに、次の行動へのインフォメーションが聞こえない。
そんな、私の体感は、私達人類の「今」を宇宙が、感じさせて下さり、教えています。
天の導きと、天の示しは、目に映る看板や文字や、耳に入る情報からやってくることがあります。
そして、図らずもそうなる、最初の予定と違うけど、最終的にそうなるということで、導きがやってきたりする。
そして、実は、自分の感情や、軽くなる、重くなる、行きやすい、行きずらい、不安感、幸福感、など、感覚的な体感にも、天のメッセージは現れるのです。
この時の、自分の旅のコミットメントは、「私自身を含む、人類全体、特に日本人の私達へのメッセージを受け止める」というものでした。
だから、自分も含め、私達が今気づかなければならないことは、何かというと、
第2チャクラ(丹田) 第3チャクラ(おなか)に抑圧された感情のクリーニング(エゴを溶かす作業)が終わっている人が少ない為に、感情にからまって、内なるハートの声が聞こえない、か細くて聞こえずらい人が多く、
宇宙から届いてくる、ガイダンスにつながりきれないでいる、という気づきでした。
それゆえ、私は夜にホテルで静かに瞑想しながら、受け取り続けていました。
天は、私達にガイダンスを送り、手をさしのべて下さっている。
でも、いわば、私達人間界は、感情のクリーニングが終わっていないから、雑音が多くて、回線がつながりにくいのですね。
でも今、大切な時期だから、皆が自分たちの美しい可能性に、気づき、活かせると気づけたなら、素敵なことが起こる。
「愛の時代が本当なら、どうしたらそこに行けるのか、その方法を知りたい」
そう願い、それを求める集合意識がある地球では、宇宙からその答えはやさしく降りています。
だから、もっと言葉を増やして、もっとわかりやすいように、回線をつなげるスピーカー役に、私は呼んでいただいたんだなと。
私は、聖なる母の光もとで、天を仰いで、内なる神に心を合わせつつ、受信を丁寧にしてゆきました。
今、何に気づかなければならないか、私達はどう生きていけばいいのでしょうか?
その時、受信したものが、この「安曇野記シリーズ」の連載です。
まっすぐに、ただひたむきに、愛と調和の波動の糸をひいてゆくこと。
「私達は、愛の時代に向かっている」
それは、外からある日、愛の時代がやってきて、あなたの暮らしを変えてくれる訳ではないのですね。
地球が、愛の時代になるということは、
その星に住む、私達の考え方が、愛になるということで、まず、変わるのは私達の内側なんですね。
内側でなされた選択が、私達の世界になり、時代をつくるのでしょう。
光と影。善と悪。
今は「影」が非常にくっきりと、濃く感じます。影が、現実を苦しめる驚異にも感じます。
でも、この影は、悪ではなく、私達を霊的に成長させ、私達から愛をひきだしてくれることもあります。
ですから、今大切なことは、私達の現実の中で愛に向かう考え方と、恐れに向かう考え方が混在していて、
ぐちゃぐちゃにからまった糸の中から、間違いなく「愛の答えにつながる糸」を、引き当てるような聡明さが必要です。
私達の内側には、各自美しい神性が宿っていて、そこにはいつもあなたを導くガイダンスが流れています。
でも、それを知らない場合、或いは癒されていない感情が多く、雑音が多いと、ガイダンスは聞こえません。
けれども、内なるガイダンスなしで、今の時期 現実を渡ろうとしても、表面上の集団心理は、恐れに向かいやすい為、誰かについてゆこうとすると、大抵恐れの集団意識にのまれて行きがちなのが「今」です。
だから、自分で考えて、自分で感じて選択する。
自分が生きることになる次元の波動を選ぶのです。
愛があり、あたたかい世界。
一足ごとに、美しく成長して充実してゆく世界。自分が心から望むわくわくした世界なのか、
或いは恐れがあり、敵がいる世界。優越感は感じられるけど、逆にいつ足をひっぱられるかわからない世界。いい時は拍手を送ってくれる人はいるけど、失敗すると、手のひらを返したように冷たくなる人がいる世界。
私達は、選べるのです。
その波動を選んで、その波動をとらえて、現実を選択しましょう。
あなたが望む、波動が現れて、
それが現実になる 生き方を選びましょう。