楽園からの手紙~プロローグ(4)

 

 

 

 

心の中で一歩下がって、相手さまの世界を大切にさせて頂く~痛みがあるならそこを、心の中であたためて、いたわりを送ること

そうやって私達は、本当の自分の感性へと還ってゆくのです。

 

 

 

 

ハワイでは歴史を包み込むように、

様々な場所を訪れました。

土地の歴史に思いをはせ、

起こることを素直に受け入れ、

学ばせて頂き、

 

 

 

あの、激しい口調のガイドさんも、お別れする時には、

私によきメッセージを伝えてくださるメッセンジャーになって下さっていました。

 

 

 

宇宙は本当に完璧です。

 

 

偶然なんてひとつもありません。

 

 

 

私がひとつの事に気づき、胸が痛み、心がざわめいた時に、

たまたま出会ったガイドさんは、私の心の痛みを明確にして下さるような魂の拡大鏡のような方であり、

 

 

 

私の気づきを、さらに先に進めて下さる情報をもっていてくれました。

 

 

 

 

心を閉じていたら、

そのメッセージは、私までたどり着いてこないから、

私は、偶然なんてひとつもないという、「今」に手をのばして、

 

 

 

逃げるのではなく、近づいていき、会話をし、たくさんの質問をしました。

 

 

 

ハワイ島の火山の女神マダムペレのお話も、神話も、

私が知りたい情報を与えてくれたのでした。

 

 

 

日本の神道の奥の奥の扉をあければ、その奥には、古神道の源流が流れています。

 

 

 

古神道は、アニミズムであり、

岩に、石に、山に、自然に、神を見、自分もまたその自然の一部であり、宇宙の一員だと悟ります。

 

 

 

私達、日本人の心の深い部分には、そんなアニミズムの感性があって、

 

 

 

自然の気を感じとるいのちの感覚をもっていました。

 

 

 

猫ちゃんがお昼寝する場所は、波動がよいそうですね。

 

 

猫ちゃんたちは、自然の感性で波動のいい場所を感知するのです。

 

 

 

本当は私達にも、そんな感性が備わっています。

 

 

 

でも、車や電車での移動ばかりで自然から離れて暮らす私達、

宇宙の運行と自分を隔離して、

夜と朝が逆転するような暮らしをしてたりして、

 

 

私達は、いのちの感性を眠らせてきました。

 

 

 

私達日本人の感性には、大きな宇宙の流れにのり、共に生きる力があります。

 

 

 

 

大いなるものと、自分のいのちとを一致させる感性をもっていました。

 

 

言葉のない言葉。

文字にかかれていない大いなるものの声を、心で受けとめ、察する力です。

 

 

 

私達日本人は、本来そんな察するという、霊的な優しい感知能力をもっていました。

 

 

 

 

その意識の源泉を、日本人が甦らせようと、源泉を探してたどり始めると、その起源は、もう歴史にもほとんど忘れ去られてしまった、母なる国ムーという意識にたどりつくのです。

 

 

 

その記憶の波動を、豊かに残しているエネルギー場が、ハワイです。

 

 

私達は、ハワイに残されている神性の奥の奥の院を感知すると、

 

 

 

何故か、懐かしさをおぼえたり

なぜか、心がざわめくのは、

 

私達が忘れた何かを思い出すからです。

 

 

 

太古、人は 神と離れていませんでした。

宇宙といつも心のあたたかい場所でつながっていました。

 

 

 

だから、あらゆる美しいもの、幸せなものを生み出す聖なる力につながりながら生きる時代は、

 

 

自然に心の内から愛があふれ、感謝があふれて、暮らしのすべてが、発明が、文化が愛から生まれて、

 

 

その惑星は楽園となります。

 

 

思いやりと慈しみから、文明が創造されるからです。

 

 

 

しかし、いつも心の内側で愛にふれていた部分が分離し、源から離れると、

 

 

 

欠乏がはじまり、嫉妬がはじまり、競争が生まれて、愛よりも自我がつよくなり、

 

 

優しさを欠いた、愛を忘れた所から、生まれるものが、戦いや傷を生み出すのです。

 

 

様々な土地の歴史の中の傷を見て、祈らせて頂き、

 

ひとつ下がって謙虚になって、

相手の文化や信仰を大切にさせて頂く心を、そっと捧げては、

私を迎えいれて下さったハワイを優しさと感謝でいっぱいにして包んで行きます。

 

 

ゆっくりゆっくりと、私を包む空気と、お見せ頂く世界が変わってゆきました。