膝の痛みのメッセージ(1)
膝の声
ここの所、
腰が痛い、腰を痛めてしまいましたというお声がよく届いてきます。
そしてそんな腰の症状と共に
最近、よく聞こえてくるもう一つの症状があります。
それは、「膝の痛み」です。
ですから、今日は膝の痛みのメッセージをわかちあいたいと思います。
膝が痛みの声をあげる時は、
例えば加齢によるものや、
膝に水がたまるなど、いろんな原因があるでしょう。
加齢によるものなら、食べものに気をつけたり、サプリメントを 飲んだり、気をつけてフォローしていらっしゃる方もおられるでしょう。
膝にサポーターや、湿布をはる方もおられるかもしれません。
もちろん、そういう患部へのお手当てや治療は大切ですね。
でも、膝に出る疾患は、
実は根本原因は膝にありません。
膝に映っているのは、実は
心臓部分、ハートにたまった
「我慢」の蓄積の重さが、膝に負担をかけています。
「膝」の痛みは、ハートの重さからかかる負担の現れなのです。
原因は、長い時間かけて
ハートに蓄積された「我慢」なんですね。
膝の痛みは、ハートにたくさんの痛みが蓄積されているサインであり、
膝が慢性的に痛む方は、
責任感の強い、
実はとても我慢強い方なはずです。
例えば、ハートにショックを受けても、
「自分は、落ち込んでなんかいられない!頑張らなきゃ!」と、頑張る方や、
「私が落ち込んで沈んだら、子供達が困る、会社が困る」等、
何かを支える為に、頑張っている人です。
「傷ついた」なんて言ってられないと、気をはるタイプの方です。
弱さを表に出したくない負けず嫌いさんかもしれませんね。
でももう本当は「我慢はきついよ~。」とサインが来ている時に、膝にきます。
こういうように、膝にサインが来ている時には、
ひとつひとつ、自分がしている我慢に、気づいてあげる事が大切なのです。
ただ膝にサインがくる我慢は、
昨日今日してしまった、できたての「我慢」でなく、
長年繰り返されて、蓄積され続けた「我慢と抑圧」の心の癖の固まりです。
だから、我慢強くなりすぎて、もはや、ハートが痛みすら感じられなくなっていて、強烈な抑圧により 我慢しているハートの衝撃を、ちゃんと気づいてあげる事が大切なのです。
おそらく膝にサインか来ている人の多くは、ハートの感覚が鈍くなっているでしょう。
我慢しすぎたからです。感じられなくなっています。
だから、まず
自分が抑圧している痛みやストレスに、気づいてあげるだけでも、痛みの原因は少しずつリリースされてゆきます。
「あっ!今私傷ついた」
「あっ!不安になってる」
「あっ!弱くなってる。」
「あっ!本当はこわい、支えきれないと感じている」と、
心に湧くものを、そのまま抑えずに、湧くままにさせてあげ、
ひとつひとつ、わかってあげる事で、
ハートにたまった我慢がリリースされていきます。
また、膝は曲げ伸ばしが必要で柔らかさが必要な場所ですね。
池に湧く波紋が、
わき上がり、
広がって、
消えてゆく・・。
そんなイメージで、
こわい、
いたい、
悲しい、
本当は感じていたはずの
わき上がっていた感情を、
その都度 気がついて
現れたままま、湧かせてあげ
広がるままにしてあげると、
広がったら消えてゆきます。
心に、現れ、湧くものを、
そのまま、湧かせるままに まかせてあげるようにします。
また、曲げ伸ばしが難しい時は、
長年の我慢が当たり前になりすぎて、考え方が固まってしまい、
我慢する以外に、反応する方法を忘れていて、心が一つの動き方に固まって、ハートの稼働域がせまくなってしまっています。
だから、可能なら
心に新しい動きを、選択してエネルギーを動かしてあげてください。
例えば、
我慢して、絶対人前で涙なんか見せたくないと固まっている人なら、
素直に泣いてみること。
絶対、人に助けてと言ってはならないと頑固になっているとしたなら、
素直に、お人の意見に耳を傾け
助けを受け入れてみる。
人前できちんとしなくてはならないと律している人なら、
人前ではしゃいでみて、天真爛漫エネルギーを外に出してあげる。
できない自分をせめていたなら、
できない自分にOKを出してみる。
今まではしなかった新しい選択を、柔軟に動かしてみるのです。
ハートが、今までとは違う他の方法を選択できるようになりますと、
心がしだいに固まった状態から、柔軟性を取り戻して、膝にかかる負担がへってきて 楽になってきます。
膝は、ハートの疾患なんですよ。