音のお仕度(1)

 

 

 

 

すべてのいのちに、優しい「音」があります

 

 

 

自然の中で 内なる耳を澄ますと、聞こえてきます。

 

 

例えば、植物たちの「音」が。

 

それは、肉体の耳には聞こえないもので、心の内側にある内なる耳にだけ、そっと聴こえてくる「いのちの音」なのです。

 

 

 

その「音」とは、

そのいのち自体が奏でている 存在のエネルギー(波動)ともいえるでしょうね。

 

 

 

すべてのいのちは、エネルギーであり、波動であり、響きを奏でています。

 

 

 

そのもの固有のバイブレーション、波があるのです。

 

 

例えば、植物たちが、宇宙と共鳴しあって響かせているいのちの波は、

心の耳で聴くと、「植物たちが歌っているように」聞こえるのです。

 

 

 

それは、とても神聖で、優しい愛の音なのです。

 

 

 

 

例えば、その植物にそっと近寄り、こちらから 愛を送ったり、「いつもありがとう」と感謝したり、

そばによりそって存在を愛でて、ふれてぬくもりを感じたりすると、

 

 

 

 

樹木たちは、こちらの愛に反応して、その「音」が変わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんというか、

愛を送ると、大木ならあちらから寄り添うように、私の波動にトーンを合わせてきます。

それは、背の高い人が、優しくかがんで、私と目をあわせてくれる、そんなイメージでしょうか。

 

 

 

燦々と地球から宇宙に向けて放たれている大木の木のひびきが、すーっと私に振り向くように、トーンをさげてこちらに響きを向けてくれるのです。

 

 

さらに、薔薇や椿やすみれたちのような、可憐なお花のいのちならば、とっても美しく咲いている その時に、

 

「とても綺麗ね」と、こちらが 心を向けると、花たちは幸せそうな音色を出し、

こちらに向けて 幸せの歌を歌ってくれる感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは 例えば、恋する乙女が 大好きな人に微笑まれると、嬉しくて胸から幸せを奏でる時の感じととても似ている気がします。

 

 

 

 

こういう響きにふれると、

いのちの世界とは、なんて優しく、美しいのだろうと、ふれあう度に感動します。

 

 

自然は美しいハーモニーをいつも奏でている、オーケストラのようです。

 

 

そう、あらゆるいのちには、「音」があります。

 

 

 

わかりやすいのは、このような、植物たちの「音」ですね。

 

 

 

けれど、木や花だけではないのです。

 

 

カラーなどの「色彩」にも、それぞれトーンがあり、「音色」があるし、

 

 

形(フォルム)にも、音があります。

 

 

あらゆるすべてに、音があるのです。

 

 

 

だから、ファッションひとつでも、柄に柄を重ねすぎたり、主張の強い色を重ねすぎると、

 

 

「うるさい」感じになるのは(笑)

 

 

それぞれの存在の「音」がハーモニーにならず、

 

ぶつかっているからです。

 

 

そこに調和があると、

「癒し」や「美」が、表れます。

 

 

 

あらゆるものに「音」があると知ること。

 

そして、それには、調和が大切であるということ。

 

 

 

それは、存在のバイブレーション、波動、愛を理解するエネルギーの世界そのものです。

 

 

窓辺のプランターのお花も、ソファーの上のかわいいお人形も、

そこに座る自分にも、

トーン(音)があるとしたら、

優しくハーモニーを思う時、

 

 

 

そこには、オーラあふれる「美」と「幸福」が現れるのですね。