音のお仕度(4)

自分の内なる音を慈しむこと

私たちの心には、奏でる「音」があります。

本当の自分から奏でられる気持ちや行動が奏でる「音」は美しい音が奏でられます。

愛から生まれる気持ちからも、美しい神様の音が響きます。

でもストレスや不満や、エゴから出る音は、不協和音で、あちこちにぶつかるような、

気持ちよくない「音」がでます。

今はどんな「音」が自分から奏でられているか、内なる響きに関心を持ってみませんか？

自分が出している、内なる音をイメージしてみましょう。

例えば 自分がウキウキしている時は、

心が奏でている「音」のイメージは、すーっとなめらかな音が奏でられているように  感じるのではないでしょうか。いわゆるストレスフリーの状態ですね。

すーっとそよかぜがふきぬけるような、さわやかな響きをそこに感じるでしょう。

幸せを感じている時も、満ち足りたまろやかな音だと感じるフィーリングがあるでしょう。

そういう内面の音がある時は、バックをバンっと投げたりしないし、

ドアやひきだしを、バンっと閉めたりする行動表現には、自然とならないのです。

不思議なもので、心が天国で満ち足りている時は、ドアや引き出しはバーンと閉まらないのです。

自分の中が幸せで調和している時は、ドアもひきだしも、調和してきます。

だから 例えば、

そういうつもりじゃなかったのに、うっかり反動ででも、

ドアがバーンとしまってしまったり、

うっかり 物を床に落としてしまって、

ガシャーンと大きな音が出てしまったような時・・。

その時に、私はよく、

出てしまったその「音」に、

心をこめて 気づくようにしています。

自分が出してしまったその「音」が、耳障りがわるく、

(例えやる気でやっていなくても)

うるさいと感じてしまったら、

さらに、そこに誰かが一緒にいて、びっくりさせてしまったりしたなら、

おわびをすると共に

そこでかけてしまった小さな迷惑を省みて、

必ず、帰宅してからでも

一人になる時間を作って、行動を一時停止にして、

自分の心に耳を傾けるようにしています。

そういう「音」がでる時は、

自分の中に 知らず知らず 不調和な「音」が出てる時だからです。

つまり、日常で無意識に

なんらかの我慢があったり、自分が無意識に納得していない何かがあったり、怒りを抑圧していたりしています。

その不調和な内面の音を、自分が修正したい時だからこそ、それを知らせるお知らせの為に出てきてくれた「音」だからです。

私が、私自身に

聞いてもらいたい事がある、

受け止めてもらいたい事がある、

わかってもらいたい事がある、

そんな音 (きもち)があるのです。

それを聞いてあげる時間を持ちます。

１日の中では、忙しくてスルーしてしまい、無意識に抑圧した自分の心の波を、聴いてあげる時間をとります。

ジャッジしないで、せめないで

ただ、知っていてあげる、聴いていて あげる それだけでいいのです。

例えば、「時間がなくてあせっていた時に、そういえば、ザラザラと不快な気持ちを奏でていたわ。」

それに気づいたら、

自分を慈しみでくるんで受けとめてあげます。

「ああ、ザラザラしてたんだね。あの行動、いやだったのね。

あの時、確かに我慢していたものね。次はなめらかになるよう ちゃんと言葉にするわね。」

そう 受けとめてあげる。

またある日は さみしい、音がでていたら、

「ああ、さみしかったんだね。つらかったんだね」

そう、気持ちを受けとめてあげる。

ただ、

ただ、

自分の音に耳を傾け、

わかってあげるだけ。

理解してあげるだけ。

誤作動であっても、その自分の音をちゃんと聴いてあげるのです。

そうすれば、その違う音の奥から、

本当の自分の「音色」がちゃんと溢れてきてくれます。

受けとめてあげる。

ただ、それだけで、

内なるエネルギーは、ほっとして、優しい音になります。

こんな、内なる波動調整を、

聖母は【聖母美容】なのだといいました。

宇宙の美容は、女性にも男性にも効く、いのちをみずみずしくするビューティーなのです。

だから、運命まで美しくなるんですよ。