楽園からの手紙~プロローグ(5)
マダムペレ
地球の中に溢れる愛
出会うもの、見えるものへの
敬意をもち、あたたかくあたたかく心で包ませて頂く。
出会う土地、出会う土地に、感謝を送ると、ゆっくりと、私を包む 目に見えない空気がふわりとやわらかくなり、
行く先々で、なんだか歓迎され、あたたかく迎えて下さる方々がいたりして、目にみえる経験にも、優しさが際立ち始めてきました。
これは、土地の霊的世界が、やわらいでほっとして、優しさを下さるようになり、
その土地をお守り下さる世界から、迎えて頂けたという事です。
なんだか、この美しい島と心通いあえたようで、嬉しくなりました。
そして、私はマダムペレのおわすキラウエア火山にて、祈るひとときを頂きました。
それはもう、圧倒される地場でした。
地球は生きていて、息づいているんだという生命の躍動がここにありました。
パワフルで、豊かで、圧倒的なパワー。
情熱であり、地球の生命力がそこには、ありました。
私は、静かに目を閉じて、
自分の呼吸を整え、
自分の霊性(こころ)で、宇宙にふれ、
さらに、自分の霊性(こころ)で、地球にふれて、天と地を優しく結んで呼吸をしてゆきます。
しだいに自分が、宇宙から流れ込む大愛を通すパイプになってゆくのを感じました。
圧倒的なパワーと、ご意志がそこにありました。
この女神の胎内は、
生まれ変わりの場所でもあるのですねと、感じました。
古い意識が一度溶けて、
新しい意識が誕生します。
マダムペレは、火、火山、溶岩で、ご存在を表される表現を持つがゆえに、ペレが動き出す時は、私達の創造を越えるパワーが放出されます。
この女神の火と熱は、
あらゆるいのちの「核」の部分にその人を向かわせ、そこを活性化します。
つまり、人生において
「あなたをあなた足らしめているもの」に、向かわせ、その本当の自分に情熱の炎と勢いを 着火するのです。
それゆえ、自分が何者であるかを悟り、自分が生まれたいのちの目的の見つけている人には、それは贈り物で、
「さあ、位置につきなさい。
あなたをあなた自身にしてくれる人生の場所に、しっかりと立って人生を生きなさい。」
という、
力強い女神の祝福を、感じるでしょう。
生まれる前に決めた、自分自身のブループリントに、強力な勢いを与えてくれます。
ただ、自分をいつわっていたり、自分ではない自分を掴んでいると、
このマダムペレの「熱』は、強烈な浄化をその人にもたらします。
火山はよく、そのイメージから怒りにたとえられるので、火山の噴火はペレの怒りと言われる事があります。
時には火山活動の激しさのイメージから、「嫉妬深い」とか「怒り」の強い女神とも言われたりします。
そう、それは、神話などの世界観と、マダムペレをどうしても私達人間のカルマ視点でみてしまうと、そう見えてしまうだけなのでしょう。
マダムペレの火は、私達が「本当の自分」ではない自分で生きていく事により、出してしまう不調和のエネルギーで、汚してしまった地球の大地を、再生する火であり、熱なのです。
そうやってエネルギーを清める、調和を保つチャンスをくれているのです。
ペレは破壊しているというよりは、地球を再生して下さっているのです。
聖なる母の一面を表しています。
そこでの私の任務は、「同調」でした。
おいでなさいと、女神が呼んで下さる時は、その女神のいのちに同調できる周波数を、その場にたつまでにもっていなければなりません。
つまり、つながる電話はもっていても、つながりたい相手の電話番号を知らなかったら、電話はかけられませんね。
メールアドレスだったら、ドットがひとつなくても、相手には通じません。
だから、余分なものを手放して、心に映ってくるものに集中します。