心のこもった食事
あたたかい心のこもった食事は、あなたと家族の霊性を育てます
先日、用事があり父方の 親戚と朝早くから楽しい時間をすごすことができました。
早朝から動くことになっていたので、その際に、伯母があたたかい手作りのお弁当をつくってきてくれました。
いただくと なんとも幸せな気持ちになる あたたかいお弁当です。
伯母はいとこたちとともに、時々トーク会にも来てくれる事があるのですが、その際にもいつもおいしい手作りの差し入れをもってきてくれたりします。
なんともあたたかいお弁当です。
いただくと、いつもしみじみと ほっとして、力がわくようなあたたかいお弁当です。
いただくといつも、変わらない幸せを感じてしまうのは、お米のおいしさだけではなく、お野菜のおいしさだけではなく、そこにこめられた目にはみえないあたたかいものを細胞が感じるからだと思います。
それは、そのまま 伯母の人としての霊性がもつ あたたかさそのものなのだと思うのです。
おそらく、いただく私たちが「おいしい!」と喜ぶ顔を、自分の喜びとしてくれて、食べる人の笑顔を思いながら作ってくれた事が感じられるのです。
人のもつ霊性のあたたかさ、やさしさは、その人から生み出されるものに、反映されてゆきます。
心があたたかい人が絵をかくと、その両手からは、あたたかい絵が生まれるでしょうし、
また、歌を歌えば、あたたかみのある歌となり、その人の中に流れるものが、自然に現れ、表現されます。
伯母のお弁当が、あたたかいのは そこに、やはりあたたかい心がこめられているからでしょう。
生きてゆく為の力
私たちが生きること。
そこには莫大なエネルギーが、実は動いて行きます。
笑うこと、泣くこと、考えること、歩くこと、手を動かすこと、決断すること、発見すること。そして、愛すること。
優しく思い、優しくある為にも、エネルギーが必要です。
それら、いのちが光に向かい、愛に向かう為には、栄養がいるのです。
私たちは、時々忘れがちな重大な事は、
私たちは、肉体だけの存在ではなく、『いのち』であり、霊性を宿している存在だということです。
幸せである為には、いのちであり、霊性を宿すエネルギー体こそが、私たちであるという、理解が大切なのです。
体が健康である為には、必要な栄養をとらなければならない事は誰もが知っていますね。
でも、体を維持する為に栄養さえとれれば何でもいい。
欠けている栄養バランスは、サプリメントなどで補給すれば、大丈夫と思いがちな私たちですが、
それでは大切な栄養素が足りないので、生命体としては栄養不足を経験してしまいます。
からだに必要な栄養素はとれてるはずなのに、風邪をひきやすかったり、疲れやすかったり・・。
何よりも、幸せを感じるこころ、新たなものにわくわくするこころ、
あたたかい思いやりや、愛を感じるこころ、人生への好奇心、やさしい気持ちやときめきや、
それでも前進しよう、向上しようとする内なるパワーが足りなくなってゆくことに気づくでしょう。
私たちは肉体ではなく、エネルギー体です。
ですから、幸せであり、あたたかい気持ちや、
人生に対するみずみずしい喜びや、
わくわくした好奇心や
愛を学ぶ幸せなこころが機能する為には、
愛が必要であり、
光という栄養が必要なのです。
例えば、コンビニなどで機械で量産されるおにぎりと、おかあさんがあなたの笑顔を思い、むすんでくれたおにぎりとでは、
そこにある「あたたかみ」が違うことを、きっとお感じいただけるでしょう。
もちろんコンビニのおにぎりも、お米でありのりであり、梅干しでできていますから、おなかは満たされます。
しかし、それが続くと
霊性はあたたかみという光の栄養が不足するので、日陰で光不足となり、大きく育てない植物のように、
愛を感じるやわらかい心、人を受け入れるあたたかい和の心、進化しようとする幸せ感が感じにくくなり、
落ち込みやすく、くよくよしがちとなり、全体を感じられないかたよったものの見方となるので、人生にまで光が充満しなくなります。
私たちは、自分を大切にする時、
自分を慈しむ時、幸せを創造し、人生のハードルを軽やかに越えてゆくパワーを出すには、
この「あたたかみ」という栄養が必要なのです。
そのあたたかみは、あたたかい心のこもった日々のお食事から、或いはそれに応答できる、あたたかい感謝の気持ちから、光の栄養が私たちの霊性にゆきわたるのです。
おむすびひとつでも、お味噌汁一杯でも、心のこもったおいしさは、
人の霊性を育て、幸せであることを応援する力になるのです。
そのあたたかみは、受けとるいのちに、
幸せを感じる心を、
愛を感じる心を、
のりこえてゆく力を、
人生をまわしてゆける発展力を、ひらき、いのちを育ててくれるのです。
今日もあたたかいお食事をとり、
今日もお料理を作ってくれた方に、感謝いっぱいで応答して、元気にお過ごしくださいね。