マドンナチャイルド~薔薇色の志(2)

 

 

 

高きエネルギー領域の地球には病はない~愛により溶けて行きます。次元上昇とは、そんな意識エネルギーへの移行です

 

 

 

私には、父の介護をしていた時期があります。

 

 

父が天国へ旅立つ時が近づいてきていた頃、父は入院と退院を繰り返していたのですが、

 

 

 

様々な難しい選択をしなければならなかった時期でしたので、今ふりかえってみると、当時からちょうど五感ヘブンの先がけのような事をしていました。

 

 

 

厳しい病院通いの日々の中で、少しだけでもほっとできるスペースを作るようにしていました。

 

 

 

それは、病院の片隅にある簡単なテーブルスペースで、患者の家族が一息つけるようにと、お茶などのドリンクが置いてあるスペースでした。

 

 

 

心がかたくなってしまったら、父のいのちが求めている、本来の選択を見失ってしまうから、自分の心のエネルギーを整えて、常にほっとできる小さな時間を大切にしていたのです。

 

 

 

その日、いつも以上に厳しい選択の返事を数日後にしなければなりませんでした。

 

 

 

ただ、病院のスタンスでは、何かがいつも足りないと思っていました。

 

 

 

治癒と魂の救いには、肉体と霊性との両方が必要です。けれども、病院の中では、霊性があまりにも欠けていたのです。

 

 

 

今は、霊性といういのちの視点が欠けているから、皆苦しんでいるけど、もし、あたたかくいのちを見るこの視点が広まったら、病に対するこの苦しみも消えるのでは?そんな事を考えていました。

 

 

 

 

いのちの視点と、現実の病院システムとのギャップに、疲れきって、私はその日その小さなテーブルに座って、あたたかい珈琲を飲んでいました。

 

 

 

そして呼吸を整え、内なるあたたかい場所に心を向けてゆきました。

 

 

 

そして、祈っていました。

 

「どうか、父のいのちの目的に気がつく事ができますように、父の神性が望む事を見つける事ができますように」

 

 

 

 

ほんのひととき、あたたかい紙コップの珈琲のぬくもりに励まされるようだと感じました。

 

 

 

その時、心の中にふわっと映像が映ったのです。

 

 

 

光輝いている、優しい薔薇色で包まれている地球の映像でした。

 

 

 

その時、聖なる母性の声が心の奥から湧いたのです。

 

 

 

「やがて、この地球からは、病というものが、消えて行く時がやってきます。」

 

 

「今はまだ、想像もできないでしょうが、高次元波動には、病はないのですよ。」

 

 

 

今は次元の移行期ですから、まだ病はありますし、明日すぐ病というものが世界中からスッと魔法のように消える訳ではないでしょう。

 

 

 

 

でも、人類の霊性は、やがてそんな地球になるように、進化してゆくのだと、優しい声がいいました。

 

 

 

もちろん、今はまだ私達の焦点が自分の意識を肉体に限定しているから、病はあって当たり前だと思っていますし、年齢を重ねれば必ず病になるという集合意識が作用しています。

 

 

 

また、心が美しい人でも、エネルギーに熟練している方々でも、カルマの解消や疲れる事がありますから、病になる事だってあるでしょう。

 

 

 

また、病などの症状を通して、先祖の痛み、苦しみが表れては消えて行くので、一時的に体調を崩すように見える時もあります。

 

 

 

肉体を持っている以上は、どなたでも何らかの病や不調は、ある事ですね。

 

 

 

しかし、地球が未来を開いて次元上昇を繰り返したもっと先の未来の地球には、病がないと聖母がいいました。

 

 

 

聖母意識は、優しく教えてくれました。

 

 

 

「大いなる自己を学びましょう。大いなる自己からものを見て、そのあたたかい所から生きる優しい生き方を学び、伝えましょう。人類の一人一人がその内なる場所を取り戻したら、この地球には、エネルギーが行き渡って、病も、欠乏もなくなります。」

 

 

 

「病は、本当の自分(大いなる自己)の波動と、今の生き方の自分がマッチしていない時に、波動調整の為に現れます。だから、より高次元の世界では、寿命じゃない限りは、意識を正しただけで、病はすうっとほどけたりもする、そんな世界があるのですよ。」と。

 

 

 

 

 

人は病になったら頑張る意味でこう言葉にします。

「病と闘う」と・・。でも、闘うのではなく、病の持つ大切な意味に気づき、そこにあたたかく心を開いてゆく事を学ぶことが大切なのですね。そのメッセージに耳を傾ける事を学び終えた時、私達人類は次のステージに上がるのです。

 

 

 

私達が本当の自分に気づき、自分を芯から愛し、大切にし、耳を傾ける事を学んだ時、人類は進化してゆきます。

 

 

 

そして、自分の魂を止めないでそのまま気持ちよく表現できる愛をあふれさせる事ができたら、もう病というメッセージはいらなくなるから、病は消えて行くそうです。

 

 

 

耳を傾ける事を人類が学ぶまでは、病という天使、いのちのメッセンジャーが必要なのですね。

 

 

 

私は目が覚めるようでした。

 

 

 

病という現実で苦しむ方々が大勢いらっしゃる。それは人類の集合意識で共通の苦しみです。

 

 

 

けれど、私達人類が進化した先の地球には、病という経験は優しく消えて行くそんな未来もあるのですよ、と。

 

 

 

病はなくなり、地球のすみずみまで天のあたたかい恩恵が行き渡り、神様が行き渡っている優しい世界。

 

 

 

病なく、苦痛なく、その星に住む皆の心があたたかく満ち足りている、薔薇色の地球の姿。

 

 

 

そんな優しい地球が、すでに天には誕生していて、私はその姿に励まされるようでした。

 

 

 

進化した先に待っていてくれる、薔薇色の地球に、私は希望を見いだしたのです。

 

 

 

その優しい世界から、降りてきてくれる子供たちがいるのですね。

 

 

 

アクエリアスの時代の優しいエンジェルさんたち。あなた方の優しい勇気に感謝します。皆が幸せでありますように。