優しい関係の原点(2)
お人をせめる波動を止めてみる
優しい波動に切り替える練習
窓をあけて、空気を入れ替えるように 人との間の波動が変わってゆきます。
今までの時代では、口にしなければ隠すことができた心の内も、
波動の時代は隠せません。
だから、波動を扱い、自分の波動をお手入れする程、現実が変わります。
むしろ、波動を意識し始めると、その方が、私達のリアルに働きかける力となります。
「相手をゆるせない」「相手にわからせたい」「変わるのは相手の方だ」といいたくなるストレスのあるお気持ちは よくわかります。
でもね、苦しいという事は、あなたが苦しいと感じているという事は、この経験こそがあなたの、今の課題なのです。
どのような課題かといいますと、けっして「我慢しなさい」という課題、「犠牲になりましょう」という課題ではないのですね。
あなたの課題は、
『あなたを愛すること』
『あなたを優しく救うこと』
『あなたを大切に扱うこと』
『あなたに喜びを体験させてあげること』
つまり、あなた自身を慈しみ、愛し、満たしてあげることです。
あなたの学びはただ、
あなたの波動を、あなた自身が優しくゆるし、あたためて、幸せと喜びの波動もとへと引き上げることを学ぶ事です。
そう、つまり、あなたには素晴らしい波動上昇のタイミングが来ているということなのです。
この苦しみをほどくのには、それほど時間を必要としませんので、ぜひともとりくんでみましょう。
波動を変えて、優しさを選ぶ練習
あなたが、幸せになる為に、そして同時に あなたから周りを幸せにする為に、優しさに戻るお稽古を初めましょう。
例えば、あなたが習い事をして、何かを身に付けるには、ダンスでも、テニスのフォームでも、身に付くまではくりかえしくりかえし、ひとつの型を練習して、自分のものにしていきますね。
優しさの波動も、一回ですぐできるというよりも、くりかえし続けてお稽古がいるのです。
体に姿勢の癖があるように、心にも無意識の癖がありますから。
その為、長い間のあなたの想いの癖、考え方で慣れている波動を修正する為の、無意識を意識化(気づく)し、やり直してみる優しい時間はいるのです。
波動を変える、優しさのレッスンのステップは2つ。
1、気がついて、せめる波動を意識的にやめる。
2、あたたかさを自分に注ぐ。
関係がうまくいかない、わかってほしい、変わるのは相手だ、等。
あなたの関わる人々があなたを不快にしていると感じたら、
そこには必ず握っているあなたの心があると、あたたかく心得ましょう。
ああ、私せめてるんだな。変わるのは相手だと私思ってるな、せめてるなと気がついてみましょう。
実は、その波動は、とれないのではなく、あなたが選択しているんですね。
例えば、「私は悪くない」という強い思い込みがあり、動きたがらない自分の心さんが、相手が悪いと思っていたい、せめていたいと、あなた自身が選択していたのです。
あなたが選択しています。
この真実に気づくことは、あなたを優しさへと動かす、素直さをあなたのもとへと運ぶでしょう。
そして、ああそうだったと、素直さが出てくると、あなたのいのちはほっとして、らくになってくるはずです。
がんじがらめの自縛から、自分をほどき、解放が始まるからです。
自分で選んでいただけなのですから、だから、やめると気づくだけで、波動を選択しなおすことができるんです。
あなたが変わる優しい力が甦るでしょう。
せめてるな、いつのまにか私、被害者意識に入っちゃっていたんだな とあなたが無意識に選んでいる波動に気づいたら、
意識的に、その波動をやめると決めましょう。
自分の胸に、「相手を自由にしてあげよう。相手を自由にしてあげても、私は幸せでいられるよ。大丈夫。」と話かけてあげるといいですね。
何故なら、いのちの真理につながる一人一人の優しい幸福は、本当は、お人の評価や、お人の態度に左右されないものだからです。
周りから認められても、認められなくても、あなたが大事にしているものの美しい価値は、変わらないのです。
大丈夫、綺麗なままなんですよ。
周りに理解されて、そうだねと言ってもらえたら、あなたには価値があり、
それがこないと価値が薄れ失われるというものではありません。
外部の態度や状況に、左右されていないものこそ
本当のあなたの霊性(スピリチュアリティ)
「本当のあなた」と言えるのです。
つまり、周りに認められても、認められなくても、本当はあなたの中に流れている幸せなものは傷ついていないのです。
忘れないで。あなたの幸せは、薄れてもいません。ましてや、なくなってもいません。
周りに否定されたら、消えるものではないのです。
認められても、否定されても、その外の現実に、左右されることなく、本当はいつも、あなたの喜びと幸福はあなたの中を綺麗なまま 流れています。
その一貫した美しさ、やわらかさ、あたたかさ、幸福感、喜びを、取り戻すことこそが、「自分を愛する」
ということです。